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生活とごはん (11月上旬、もうコートきていいよ)

11月2日(月)茶色いおひるごはん

今日を休みにして4連休にしている人も多いと思うけれど私は出勤(といっても在宅)することにした。最近は里芋がやたらスーパーに陳列されていた。袋を開けようとしたら「セレベス」とあるから調べてみたら、インドネシア由来の里芋とのこと。私がもし里芋になるなら、里芋よりセレベスと呼ばれたいと思った。

11月3日(火)まるごとゲット

まるごと大きい白菜を買った。200円。学生の時のスーパーのバイトでは1/4サイズで88円くらいが相場だったと記憶しているからお得だと思う。旬になってきたんだなあ。どうすれば最後まで楽しくたべきれるかずっと考える一週間になりそう。

11月5日(木)黙々と作る

大根を白だしで煮たもの、セレベス、使わなかった鶏むねの皮を一気にから揚げに。これまであまり揚げ物をしてこなかったけれど、家で揚げ物を作るのは楽しい。この前までコンビニに置いてあったdancyuのタイトルが「基本の揚げ」だったことを思い出した。基本という言葉に弱い私。買えばよかったな…と思う。最近並んでいる「基本の炒め」も、買うか買わないかの瀬戸際で毎日戦っている。

11月6日(金)シシリアンライス風のおひる

昨日たくさん作った肉味噌が早速大活躍した。冷凍ごはん、肉味噌、実は納豆も混ぜてみた。私はたんぱく質が大好きだから、たんぱく質が身体にとって良いものでよかったと心の底から思う。焼きそばパンのような炭水化物祭りのものもいいけど、できればでっかいお肉も一緒に挟んでほしい。間違ってもコロッケなんて挟まないでくれ…と誰かに懇願したい。

夜、近所の散歩をしたら金曜日の盛り上がりがちらほら見えた。みなさん一週間お疲れさまでした。

11月8日(日)

昨日手に入れたサツマイモ。干し芋にしてみようと企んでワクワクする。皮の色が鮮やかだから、何かを染めたりもできるかもしれない。サツマイモで染めたエプロン、とかかわいい。こてこて感が苦手で普段エプロンを使わないけど、サツマイモとかカボチャで染めたといわれると、そそられる。

この日は、銀座で用事があったので、色んな道やお店をてくてくと夕方近くまで歩き回った。相変わらずコロナの感染者は減っていないけれど人出は結構多い。読みふけっている小説にエシレバターが出てきたので思わず買ってしまった。高い高い。大きな白菜の2倍の金額の、小さなバター。こういう贅沢は、頻繁ではないからこそ楽しいんだと言い聞かせながら家に帰る。

ずーっとグラタン皿を買うのを渋っていたらグラタンをケーキ型でつくることになってしまった。まあよし。このグラタンには大量の白菜と、肉味噌と、先日甘酒にしようとしてうまくいかなかった酒粕を入れた。スプーン一杯なのに強烈な酒粕の香り。美味しくできた。

11月9日(月)チチャロンを作った

豚バラ肉をゆで続けて最後は豚肉自身の油で揚げるという南米の料理。代々木上原・按田餃子の按田さんの本に出てきて、いてもたってもいられずに作った。会社を休んだこの日、按田さんの別の本を追加購入してしまったのでもう一冊といったりきたりしながらの読書。按田さんの本を読んでいると「自炊は自立だ」みたいな、暮らしを照らす一筋の光みたいな言葉がたくさん出てくる。なんというか、たまに背筋を伸ばしてくれるこういう本に出合えるのは本当に幸せだなあ。

11月10日(火)日光は貴重

太陽を追いかけて干し芋の位置を動かしつつ仕事をする。最近は朝キッチンで仕事して、午後はいそいそと2階の和室に移動するパターンが多い。在宅勤務生活がいつまで基本スタイルとして続くのかは分からないけれど、もはやすっかり身体に馴染んでしまっている。たまに出社すると、どっと疲れる。家の直前の坂道は、手をついて4足歩行したいくらい。

お昼は冷蔵庫のものをいろいろかき集めた。白菜は多すぎるので主に芯の部分を塩漬けに。塩2%はややしょっぱい気がする。チチャロンの残りは冷えてもしっとりしていて感動した。塩しかしていないのに日持ちする大きなお肉。安心感がすごい。結局この後に納豆も食べた。

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