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慈悲深いうどんを粉から作る

前日から気合に気合を重ねて、綿密に必要なものと手順を確認し、うどんづくりにとりかかる。材料はシンプルすぎて拍子抜け。薄力粉、水、塩。

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食塩水を2回に分けて粉に回し入れ、混ぜる。この作業を「水まわし」というらしい。私はこういう名前のついた手順割と好きだけれど、水まわしはかなりそのまんまですね。

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朝からずっと雨。前の晩は地震も起きて、もやもやする。なにより今日はゴールデンウィーク最終日。あんなに輝いて見えた5連休はもうすでに終盤に差し掛かっている……とか考えていたら少しこねすぎたけれど、きれいにまとまったのでいったん30分ほど寝かせる。

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先日のパン作りのときも思ったけれど、生地というのはことあるごとに寝かせてあげなくてはいけない。指でおして寝かせ具合を確認。

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もう一度軽くこねなおす(写真でみると、手大きいな~)。
生地をこねるとき、ボールの中でこねると手首が痛くなるので(手のでかさゆえかも)、清潔な台の上やオーブンの天板とか、テーブルにラップをしてその上で作業するのもいい。

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綿棒で伸ばす。均等に、3mmに。

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本当は、麺を切るための四角くてごつい包丁で切りたいけれど持っていないので仕方がない。
ちなみに、ここまでかなり順調だったうどんつくりはここで難航。切った麺が隣同士もくっつけば、折られた麺同士もくっつくので、おそるおそる剥がしていく作業が発生した。打ち粉はかなり多めがいいみたい。

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10分ゆでる

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麺をゆでる間につゆ作り。
煮干しは出汁を取る前にレンジで一分加熱すると香りがパワーアップする。
頭とワタはそのまま使って、頭の中で「家のご飯は頑張らなくていいんです」を再生する(土井善晴さんの声で)。ついでに、役目を終えた煮干しも食べる。

手打ちうどんができた

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両手でお椀を抱えて一礼したくなるような慈悲深い味に。手打ちのわりに割と均等に切れたのか、違和感なくずずずずずーっと食べてあっという間になくなった。

最近うどんをよく食べていたおじいちゃんにも、手打ち麺のうどんを作ってあげればよかったなあ。

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とか考えながらうどんすすっていると涙と鼻水が滝になるので要注意。

備忘録的 うどんの材料 (ひとりぶん)
【麺】
小麦粉 100g
塩 子さじ1/2
水 100g
【スープ】
煮干し 3尾~4尾くらい レンジで1分加熱する
水 うどんを食べる器の7分目くらい
醤油と白だし 味見しながら足す
(ネギを炒めたフライパンで作ったら無敵な味になった)


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