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日本唯一!熱々デリバリー専門容器の革命「麻辣箱」「SoupCurryBox」


こんにちは、KitchenBASEです。

今回はKitchenBASE新宿神楽坂店「麻辣箱」「SoupCurryBox」の代表、伍アンナさんにお話を伺いました。香港出身で、上海の大人気チェーン店「味千ラーメン」で働いていたという経歴を持つ伍さん。今回、日本でデリバリーを始めた経緯とは?

「中国はデリバリー先進国。私はずっとラーメン店のデリバリーマーケティング部でデータ分析などをしていました。今までは日本と上海を行ったり来たりしていたのですが、今回コロナの影響で日本に住むことになったので、以前から興味のあったゴーストレストランに挑戦してみようということになったんです」

お店は10月に入居したばかり。本格始動まではまだ少し先ですが、キッチンベースだからこそオープン準備は順調に進んだと話します。

「日本はウーバーイーツ、出前館の他にもデリバリーのプラットフォームがいくつか存在するのですが、それぞれ登録の手続きが異なるので始めるまでが面倒なんです。キッチンベースではそういった手続きの案内やマニュアルを作っていただけて、わからないことも常に教えていただけたので、すごく分かりやすかった。飲食経験のない方も、まずはゴーストレストランから始めてみるのもいいと思います」

今回キッチンベースでは、どんなメニューを提供する予定なのでしょうか?

「一つは中国で広く食されている、ピリッと辛い麻辣火鍋。マーラー香辛料をベースにした辛みのあるスープが特徴で、体の芯から温まるお鍋です。私のオススメはマーラーの中にバターが溶けた濃厚な麻辣バター火鍋。日本ではなかなか見られないメニューなので、辛いのが苦手な人にも、ぜひ食べていただきたいですね。

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もう一つはスープカレー。スープカレーというと札幌のスープカレーが定番ですが、私のお店ではトマトを入れたり、薬膳の風味を感じられたりと、さまざまな味を楽しめるカレーになっています」

今後もシチュー専門店やスンドゥブなどのブランドメニューを出店予定だという伍さん。いずれも共通点はあたたかい汁物。そこには味千ラーメンで働いていた頃の経験を生かした、ある理由がありました。

「ラーメンは麺が伸びる、スープが冷める…とそもそもデリバリーに向いていない商品。そこで私がいた部署では、加熱剤を使い、水蒸気で温められる容器でラーメンをお届けしていました。容器に常温水を入れるだけで、わずか5分で料理が80度まで温まるんです。この容器を使うことで、デリバリーでもラーメンを熱々の状態で食べていただくことに成功しました。今回この容器を中国から輸入して、お料理と一緒にお届けすることにしたんです」


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上海時代は容器の導入によって売り上げが一気に3倍になったそう。これを火鍋、スープカレーに使うことで、デリバリーの冷めやすいという欠点をカバーできるようになったわけです。

中国出身だからこそ、中華料理の基本である料理の温度がすごく気になるという伍さん。日本のデリバリーでは冷めた料理を提供されることも少なくない現状を変えていきたいと話します。

「私にとって料理の温度は何よりも大事なもの。いくら料理そのものが美味しくても、微妙に冷めてしまっただけでその魅力は半減します。だからこそ注文が入った時には熱々のものを届けられるようこだわっていますし、容器と一緒にお届けすることで、いつでもどこでも出来たてのようなお料理を出せるようにしました」

中国発の革新的な容器とともに、これからの季節にぴったりの熱々メニューを提供したいと意気込む伍さん。

「日本のデリバリー市場は競争が激しくなっています。私は日本人ではないし、まだまだカルチャーの問題もあるのでもっと勉強していきたい。そして勉強を重ねていく中で、多くの方に愛されるような日本に今までないもの、容器も料理も味も温度も、新しいものを届けていきたいです」

中国の巨大なデリバリーマーケットで働いてきた経験を生かし、日本のデリバリー業界に新風をもたらしそうです!

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