見出し画像

○月✖️日献立帳 #18

2023.7.25  酷暑の庭

連日の快晴、30℃を超える気温に家主も植物もヘタリ気味。庭で元気なのは、ルリ玉アザミ、ルリマツリ、バーベナなどの青色系の花。

なすとコリンキーのおから炒め、アスパラガスわかめアボカドの酢味噌あえ、リゾット牛肉入り

2023.7.26  生シラス

魚屋に生シラスがあった。海辺の住人の特権を行使し、シラス丼にしていただく。

イサキ刺身、ゴーヤ塩揉み、オクラ納豆、生シラス丼

2023.7.27  夏野菜一掃カレー

夏野菜が溢れる。オクラ、なす、ししとう、ピーマン、ゴーヤに白瓜、ズッキーニ…
まとめて楽しむにはタイカレー、スパイスから自作する気力なくグリーンカレーペーストを買って鶏肉とともに煮込む。仕上げにココナッツミルク、久しぶりの味。

鶏肉グリーンカレー、糠漬けきゅうりと納豆、茹で枝豆

2023.7.29  スターリンク

各地で花火大会が行われている夕べ、近くの岸壁でもイベントで派手に花火が打ちあがる。
ちょうど夕飯ができたところで、机といすを2階のテラスに持ち込み、急遽オープンテラスディナーとなった。
間近で見る花火、視界には人混みもなく、夜風が心地よく、虫も寄ってこず、大変快適である。
30分ほどで花火は打ち止め、その後は静かな夜空にひろがる夏の星座を酒の肴にする。
といっても、北斗七星をなんとか確認できたくらい。
ときどき、はるか上空を旅客機がかすかなジェット音とともに滑っていく。その灯を追いかけながら行く先に思いをはせる。
と、斜め低い位置に連続した線状の光が下から上へ不思議な方向に動いたのに気づく、妻と二人で飛行機雲かなと言っていたが、あとで調べると、いま話題の会社のスターリンク衛星というもののようだった。

鯵刺身、オクラとトマトのサラダ、きゅうりの水キムチ納豆和え、ゴーヤとなすとビーツの蒸しサラダ、モロヘイヤ素麺

2023.7.30  牛の舌

といっても牛たんのことではない。ウシノシタという、舌平目や鰈の仲間の魚が売られていたので、今日の献立にする。
縞模様の奇抜な色彩に怯みそうになるが、店の人曰くあっさり美味しいとのこと。
細かな鱗をそぎ、ソテーにしようと頭と落とし皮を剥ごうとしたが、ぬめりが強くなかなかうまく剥がせられない。
後から思えば塩をすればよかったことに気づくが、その時は皮を剥ぐのを諦めて煮つけにする。熱が入った白身は中骨から豪快に反り返り、簡単にほぐれる。舌平目より肉に厚みがあり、淡泊だが食べ応えがあった。
次回こそソテーに挑戦したい。締めにそば。

万願寺とゴーヤの焼き浸し、冷奴モロヘイヤ掛け、茹で枝豆、オクラ納豆、ウシノシタ煮つけ、辛み大根そば

2023.8.2  タカサゴユリ

庭に白いユリが咲く。2年前は2、3本ほどだったのが、あちこちに花株が立ち上がっている。
調べるとタカサゴユリという台湾由来の外来種でこぼれ種でどんどん繁殖するらしい。ユリというと固有種とばかり思っていたのに、おまけに見応えあってきれいなのに駆除対象だったとは何とも悩ましい。

ツルムラサキお浸し、トマト枝豆卵炒め、牛肉焼きそば

2023.8.3  タカノハダイ

こちらは外来種ではない。というか、海の魚に外来種とはあまり言わない気がするが、少なくとも近海の魚である。魚屋で目が合ったので買って帰る。

白身にはあまり脂分がなく、臭みはないが旨味も少ない。もう少し寝かせた方がよかったかもしれない。

オクラサラダ、パプリカなすのサブジ、タカノハダイ刺身、サバ干焼き、ご飯と味噌汁

2023.8.5 初スイカ

市場に大小様々なスイカが並んでいる。ああ、夏真っ盛りだな、などとのんびり眺めているうちに気がつくと店頭から姿を消してしまっていた昨年の苦い経験から、今回は急いで購入。食後にかぶりつく。皮は黒いが果肉は真っ赤な、これぞスイカという味だった。

黒玉スイカ

ゴーヤとオクラの酢の物、カサゴ刺身、カサゴのアラのアクアパッツァ、パスタ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?