シェア
北崎朱音
2022年7月18日 20:33
夏の到来を肌で感じる。もう部屋から一歩も出たくない。私は夏が嫌いだ。照りつけるギラギラ太陽の下、ベランダで洗濯物を干さなきゃいけないのはなんの拷問か。でも生活のためには食べなければならないし、洗濯をしなければならない。身体にべったりと纏わりつく不快感を流したくて、朝からシャワーを浴びた。 エアコンをつけて涼んでいるとようやく頭が働いてきたので、本を開く。本の世界に入るための絶対条件、冷静でい