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北崎朱音
2022年7月28日 19:18
8時までに起きるところを失敗して、昼過ぎに起きたとしても自己嫌悪に浸ってはならない。後悔は時々、やるべきことから逃げるための隠れ蓑になってしまう。遅めの朝食をとった私は、スマホと無線子機を制限時間付きの金庫に入れて、珈琲を入れた。 今日は、積み本になっていた松村涼哉の『僕が僕をやめる日』を読む。 内容は人物の入れ替わりを軸にしたサスペンスものである。自殺直前に高木に助けられた立井は、高木