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今こそ試されるお籠り力

本日、こんなツイートをしました。

私の尊敬する人はだいたい物知りで博識で柔軟性があります。どんなカルチャーも分けへだてなく摂取するし、面白いものには面白いと自信もって言える人が多いです。漫画だからダメとかアニメなんて見ないとか、そんな人はそうそういない。どんな分野にも幅広く興味を持てて、面白がる力が強い。

そういう人は、いまみたいな「むやみやたらに外に出たら叩かれる風潮」である昨今でも、家のなかで賢く楽しむ力を持っているんだと感じます。

どこかでちらっと見たのですが、こういう有事のときだからこそ人って二種類に分かれますよね。想像力や思いやりがある人と、ない人。

ここまで感染者や死亡者が増えていて、なんの対策も理由もなく外に出たら人を殺してしまうかもしれないご時世において、「家のなかにいてもつまらないし、することもないから仕方なく外に出る」ことを選択する人たちの想像力と思いやりのなさが顕著にあらわれる時代。

その反面、なんとか家のなかでも楽しめる術を見つけて、身体と心の平穏をはかろうとする人には「自分の軽率な行動ひとつで大変なことになる」という想像力がはたらいてるし、なおかつ周りへの思いやりもある。賢さも兼ね備えていて人としてのレベルが違いすぎるな……と思います。

まさに「お籠り力」が高い。いまこそ試される力じゃないでしょうか。

幼稚園児の頃から外で遊ぶのが苦手でした。

お花見もバーベキューもアウトドアスポーツも苦手だし、なんなら明確な意思をもって「嫌い」だったんですよね。外でご飯を食べなきゃならない意味も分からないし(別に潔癖症ではないけど、不衛生じゃないですか……?)スポーツは疲れるし汗かくし上手くできなきゃハブかれるしで、やる意味ないじゃんと思ってたんですよね(全国のスポーツ選手の皆さま、スポーツを愛される皆さま心からごめんなさい)。

だから、室内で絵を描いたり本を読んだりゲームしたりするのが好きで好きで至福の時間で。このひとり遊び時間をとられるくらいなら友達なんていらん! と思ってたし実際にいませんでした。なんならいまも少ないです。

私の勝手な被害者意識がそうさせてるのかもしれませんが、この世界ってどこまでも「アウトドア主義」な気がします。インドアよりもアウトドア派のほうが健康的だしかっこいいし人として優れてるよね、みたいな暗黙の了解がある。

対してインドア派はなんか暗そうだしメンタル弱そうだし考え方もじめじめしてるしなるべく関わりたくないよね……みたいな目でみられて端っこに追いやられるみたいな(そしてそこまで間違ってるわけではないっていうね)。

だがしかし、このご時世だからこそインドア派に光があたっている。コツコツと研ぎ澄ませてきたお籠り力が試されるとき!

「家のなかにいなきゃならない」っていう、選択の余地のなさが時折、心を塞ぎにかかりますが、それでも家のなかサイコーだよね。外に出ちゃいけないってむしろご褒美だよね。断りにくい飲み会とかイベントとかなんかよく分からん集まりとか全部開催すらされないから、その分仕事や趣味に時間とお金を総突っ込みできるよね(めちゃくちゃ興味あるイベントも軒並み中止に追いやられてるのは心が痛いですが……)。

そんなこんなで、いまこそ引きこもりが輝く時代です。あなたのお籠り力は何点ですか?


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