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『好き』を原動力に。

好きという気持ちを原動力にするのはとても難しい。と私は思っている。

最近は、「好きを活かして仕事をする」とか、「好きだからこそわくわくして物事が続けられる」とか、そういった概念も増えているけれど。そして、その気持ちはとてもよく分かるのだけれど。

私にとって、好きはただの好きだ。

それ以上でも以下でもないし、好きという気持ちはただそこにあるだけで、それを起点に何かが自然発生するわけではないと思っている。

じゃあ、好きという気持ちを原動力に、仕事をしたり、何かを続けたりするにはどうしたらいいのか?

私は、そこに「責任感」や「使命感」を掛け合わせなければいけないと感じる。

好きという気持ちだけでは何もできない。

たとえば、私はアイドルが好きだ。とくに女性アイドルが好きで、過去にはでんぱ組inc.というアイドルのファンクラブにも入っていたことがある。最上もが推しだった。

アルバムを買って、移動中はずっと曲を聴いていて、ライブにも足を運んで。それでも、「ただ好き」なだけでは何も生まれないし、始まらなかった。

好きでいることは前提で、当たり前で、その土台があってこそ、何かが生まれるし何かが始まる。矛盾しているようだけれど、好きの当事者である自分が能動的に前のめりに何かを生み出し、始めようとしなければスタートしていかない。

そのエッセンスになるのが、責任感や使命感。

先ほど挙げた例でいうなら、でんぱ組inc.を好きでいることは前提で当たり前で、なおかつ、好きでいること自体に責任感や使命感が伴って初めて何かが動きだすということ。

アイドル好きがあいまって熱量の高いブログを更新するようになり、広告収入を得たり出版の話が決まったりするのがその例。「ただ好き」でいるだけではもったいない。前のめりに、何かを生み出す気概で生きていかなくちゃ。

つまり何が言いたいのかといえば、好きを仕事に!と扇動するのはいいけれど、仕事として収入を得て生きていくためには+‪α以上のものが必要になると思う、という話。

好きでいることは前提で当たり前だ。そこから何ができるのか、第三者に価値と受け取ってもらえる何が生み出せるのか、それを考え出して継続していかないと仕事ではないしスキルでもない。

無責任な好きはただの趣味なんだ。

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