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自分で自分にOKを出す。手放しで。

女優・演劇モデルとして活動されている長井短さんに取材してきました。

バラエティにたくさん出られていた頃から好きで、AMの連載をまとめたエッセイ集「内緒にしといて」刊行のタイミングでインタビューを依頼。独特の佇まい、写真に写るときと話しているときのギャップ、言葉選びのセンス、美しさ……どれを切り取っても素敵でためいきが出ました。好き……

恋愛を主テーマに、ジェンダーやマウンティングについてなど幅広く語られているのですけども。ひとつ大きなキーワードとして「自己肯定感」があると思っていまして。「ネガティブすぎるモデル」としてテレビや雑誌にたくさん出演経験のある長井さん自身が、自己肯定感についてどんな捉え方をされているのかも興味がありました。

自己肯定感が上がったり下がったりするタイミングって、人によって違うと思うんです。

「今日は本屋さんに行こう!」と決めていたのに、雨が降ってたり寒かったりして面倒になりやめてしまった。お菓子や油ものを食べすぎてしまった。乱暴な言葉を使い大切な人を傷つけてしまった。仕事で思うような成果が出せなかった。

それらと同じように、「人から評価を受けるタイミング」でも驚くくらいに乱高下しますよね。

私なんかは、メガネ似合わないねって言われたり、胸小さいのかわいそうだねって言われたり、背高ッッ!!!って言われたり、もっと明るく過ごしたら?って言われたり……。それはそれはもう「放っといてくれよ~~~!」と叫びだしたくなるようなことを散々言われてきました。

人がどう思ってるかなんて関係ない!と今では切り捨てられるようになりましたが、幼少期~思春期にそんなことができるはずもなく。向けられた評価を、刃のような言葉を、ただ受け止めるしかなくボロボロだったあの頃

やっぱり、おかしいんですよ。人が人のことを簡単に分かった気になって、評価できるはずがないんです。家族のことだって知らない面があるのに、何度か話したり一緒にご飯食べたりしただけで理解できるはずもない。

他人に何と言われようと、自分は自分だ。今ここではっきりと、自分で自分にOKを出す!長井さんの本を読んで、実際にお話を聞いて、芯のある言葉に勇気をもらい背中を押してもらいました。本も記事もめちゃくちゃ良いです、自分で言っちゃうけど。


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