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自分を好きなままで相手のことも好きになりたいじゃん #書く習慣

ゆぴちゃんこと、いしかわゆきさんの著書「書く習慣」の「1ヶ月書くチャレンジ」に挑戦中です。

4日目のテーマは「今いちばん変えたいこと」


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正直このテーマについて30分くらいあれこれ考えてみたけど、まったくもって何も具体的に浮かんでこなかった……。

でも決してそれは、私が恵まれた環境にいるとか、変える必要もないくらい素晴らしい性格をしてるとか、そういうことではない。もちろん。

きっと何も変えずともそれなりに満足して暮らしてきたからだろうし、「どうしても変えたいことは?」と改めて聞かれても「いや……今のままで十分満足してますんで……」としか答えられないからだ。

でも、強いていうなら、自分の性格で変えたいところが一個だけある。

それは「マウント癖」だ。


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私はとにかく、相手に対してマウントを取りたがる癖がある。

マウントというのは、自分の方が偉いんだぞ!優秀なんだぞ!ってアピールをここぞとばかりにしたがる習性のこと。

家族や友人と話していても、仕事関係の人と話していても、ことあるごとに話を差し込むスキマを探してしまうのだ。隙あらば「私なら……」と自分語りに発展させ、いかに多方面に対してアンテナを張っているか見せつけたがる傾向がある。

我慢できる時もあるし、我慢できない時もある。「あ〜〜〜〜またやっちゃってんなこれ、でも正直気持ちいいな〜〜〜!」と思いながら喋っちゃうことの方が、ぶっちゃけ多い。割合で言うと7:3くらい。取材ライターとしてあるまじき行為である。


自分で言うのもなんだけれど、ライターっていう仕事を始めたからこそ、この七面倒くさい習性が少しは治ってきたと思っていて。取材は相手の話を聞いてナンボなので、プライベートの時も「これが取材だったら?」と仮定して無理やり聞き役に徹する努力をしている。

人は、やっぱり自分の話を聞いてほしい生き物。話すのがめんどくさいと思う人、人の話を聞いてる方が好きな人もいるだろうけど、ほとんどの人は自分語りが好きだ。

自分のことを話して、「そんなことがあったんだ!」「そういう考え方はすごいね!」なんて言ってもらえたら嬉しすぎるだろう。自分のことを少しでも理解してもらえた喜びもあるし、少しばかり承認欲求も満たされるはず。

私自身がそう思うからこそ、あえてマウント癖を上からぎゅうぎゅうに押さえつけて、相手の話を全身全霊で聞く。そうすれば、たとえ相手の話がすぐには理解できなかったり、自分とは意見が違うと思ったりしても、「ちゃんと相手の話を聞けた」って意味では良いことをした気分になれる。多少なりとも自分の中に引き出しが増えて、視野も広がるだろうし。


なんていうか、ものすごく打算的に人と会話してるんですね……って思われるだろうし、私もそう思ってしまうんですけど……。

でも、誰だって自分のことは嫌いになりたくないものじゃないですか?

自分のことを好きなままで、でも相手のことだって尊重しつつ、好きな点を見つめながら接していければ万々歳。自分も嬉しいし、相手も嬉しい。

まだ上手く言葉にできないけれど、私にとっての持続していく幸せはそういう心がけから生まれるんじゃないかと思っている。

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