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置かれた場所で咲く前に

フリーランスという働き方を選んで1年が過ぎた。

退職する前は、「今いる環境で精一杯頑張ってみることの意義」だとか、「3年は頑張って勤めよう神話」だとか、「置かれた場所で咲くことの意味」だとかについて、色々と考えていた気がする。

自分で選んだ働き方を続けてきて、もちろん時期によって浮き沈みもあった。そんな中で思うことは、「置かれた場所で咲く前に、そもそもすることがある」ということだった。

どんなに時間がなかったとしても、今目の前にある「仕事」について、5分でも10分でもいいから棚卸しの時間をつくってほしい。

仕事について思うことをすべて書きだすのだ。項目はなんでもいい。

・今の仕事が楽しいか、楽しくないか
・やっていて辛いか、辛くないか
・不満に思うところはどこか
・好きなところはどこか
・やりがいを感じる瞬間は?

新卒から約7年間会社員をやってきた。定期的に行ってきた棚卸しと実感を含めてたどり着いた答えは、「そもそも会社に属すること自体向いていない」ということ。

仕事内容がどれだけ楽しく面白くても、福利厚生・待遇が素晴らしくても、人間関係が良好でなめらかでも、決まった時間に出社して決まった時間まで仕事をしなければならない環境自体が苦痛だと気づいてしまったのだ。

どんな仕事をしても続かないわけだ。

こんな風に、そもそも「置かれた場所が間違っていた」ことに気付くパターンもある。そこでどんなに頑張って咲こうとしても、寒い地域では芽を出せない植物があるように、土壌が合っていなければ何をしたって無駄に終わってしまうのだ。

置かれた場所で咲く前にすること、それは、置かれた場所が自分に合っているのかどうかを、まずは見極めること。

会社に属することそのものが向いていないと分かって以降、すぐさまフリーランスに移行し、見様見真似で仕事をしてきた。

好きな時に好きなだけ仕事ができ、やった分だけ評価と信頼を受け、人間関係にも煩わされない今の仕事は天職だ。

ここでなら、私は思う存分咲くことができる。

少しでも、今の仕事が辛いと思うのなら、生活に苦しいところがあるのなら、置かれた場所が間違っていないかどうかだけを早めに確認してほしい。それは、他の誰も知らない、あなただけが知っていることだと思う。

そして、もう気づいていることだとも思う。


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