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アンテナを磨き続ける毎日を

職業病なのか、もともとの性格なのかわからないのだけど、「書くネタがない……!」「なにか日常のなかにネタが落ちてないだろうか……」と常に焦る気持ちがある。何かに追い立てられながら生きている感覚。

もっと日常を丁寧に生きて、感度を磨いて、アンテナをビンビンにして、「人が見たら何気ないことであったとしても私が書いたらものすごい文章になる!」みたいなことをしたい。そんな境地を目指してる。

でも、なかなか上手くいかないんだよなあ……と思っていたときに、上記のツイートで紹介した記事を見た。尊敬する書き手・島田彩さんがインタビューに答えた記事だ。

島田さん、もはや定期的にnoteを読んでいる方には説明不要でしょう。だいすき。もう、だいすきですよ。

新R25で取り上げられている記事はこちら。

こちらの記事ももちろんだいすきなのですが、私はこの記事で島田さんを知りました。

そして、定期的に読み返すくらいに好きなのは、こちら(もはや小さい頃に大好きだった絵本を繰り返し読む感覚に似ている。それくらいの頻度で読み返してる)。

実際に読んでみると思うことなんですが、記事の中で起こっている出来事はごくごく普通のことなんですよね。いや、ごくごく普通ではないのだけれど、起こっても何ら不思議なことではないというか、誰もがアッ!!!と驚くような摩訶不思議なことではない、というか。

なのに、こんなにわくわくする。気持ちが高まるし、泣きたくなるし、でも最後は笑顔で読み終えられるような。1冊の小説を読み終えたような達成感、満ち足りた感覚に包まれる。

ごく普通の日常を、物語にパッケージする力がずば抜けて高い方なんだと、読むたびに泣きたくなります。いろんな意味で。

わたしも、こういう書き手になりたい。

普通を、日常を、すこしドラマチックにする。文章の力で。

これは文章を書く人間に限ったことではないけれど、何かを表現するにあたって、やっぱり感性や経験は大事だ。土台になる。むしろ感性や経験を基にしてこそ、人に読んでもらえるに足る文章になるのだと思う。

まだまだ足りない。もっと、もっとと思う。砂漠の中心で「水を!」と叫んでいる心地だ。まだまだ読む量も足りないし、書く量も足りないし、経験だって足りない。

アンテナを磨いていきたい。着実に、少しずつでもいいから。


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