軸がない自分のことがずっと嫌いだった
「超客観力」や「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」を立て続けに読んできて、ここ数日はずっと過去の棚卸しをしたり、価値観の洗い直しをしたりしていました。
よく「短所は長所になり得る」って話を聞くじゃないですか。頭ではわかっていても、いまいちピンときてなかったんですよね。でも自己理解を深めていくなかで、ようやく私にも短所→長所の変換ができたんです。
コロコロと意見が変わる→順応性がある
わたしは小さい頃から気分屋で、その日のコンディション(体調・精神含め)や天候やその場にいるメンツによって、昨日と言ってることが違ってたり行動の軸がブレブレだったりしました。
自分でもこの状態が「芯がない、軸がない」ものだと思って、ずっと悩んでたんです。発言に一貫性がある人にハチャメチャに憧れてました。
早起き体質だと思っていたけど、いまのシェアハウスに来てからすっかり普通の生活になってしまったり。しっかりしてると思ってたけど、全然しっかりしてなかったり。その場にいる偉い人や尊敬する人の態度・言動・行動によって、コロコロと自分の意見を変えてました。それがとっても嫌だった。
この自己認識が、時間をかけて自己理解することによって、少しだけ救われたんです。
コロコロと言うことが変わるのは、それだけ順応性や適応性があるってことだ。発言や行動に一貫性がないのも、気分屋なのも、その場にいるメンツによって態度を変えるのも、私なりの柔軟性や優しさや生きる術なんだ。
後付けかもしれないし、こじつけかもしれません。だけど、こう考えることによって救われるのは確実に私です。
わたしのことをよく知らない人にとっては、良くは思われないかもしれない。だけど、わたしはわたしの大切な人と一緒にいて、楽しく過ごせていたらそれでいい、と堂々と構えていられるようになりました。
もう一度、何度でも、自分のことを好きになる
決して自己肯定感が高いほうではありません。心が潰されるようなことに遭遇しては、自分の言ったことやしたことに間違いはなかったか、不用意に相手を攻撃するものではなかったかを何日も何日も精査するような人間です。
毎日何ページもメモを書いて、自分で自分を監視するような人間です。
そのたびに、一貫性のない・軸のとおってない自分に気付いて、落ち込んで、悩んで、考えて……。人の性格はそう簡単には変えられないし、ある程度のところで諦めるしかないんだと思ってました。
でも、そうじゃなかった。
性格は変えられないかもしれない。だけど、捉え方はいくらでも変えられる。何度でも何度でも、自分のことを好きになる努力はできる。
私にとっては、それが自己理解なんだと思いました。これからも、自分のために、そして一緒にいてくれる大切な人たちのために、文章を読んでくれる人たちのために、自分のことを誰よりも知っている自分でいたいと思います。
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