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【月報2024年4月】大槌と生きる

トップ写真は、安渡公民館の桜のライトアップをバックに踊るフラダンスの写真です。

4月は、
【新たな仕事に挑戦!!】
【パソコンも防災もお任せください】
【郷土芸能フォトグラファーとしての一歩】
の内容でお送りします。


1.業務内容が変わりました!!

まず最初に、受入先が変わりましたのでご報告します。

4月からの主な仕事は『事業者の支援』です。

移住定住支援の中の「仕事」に関する部分で、大槌町内の事業者が移住者の方々や大槌町の方々とって働きやすい場になるように、裏方としてサポートさせていただきます。

現在は、デイサービスや学童の事業を行っている『地域共生ホームねまれや』にて仕事をしています。

大槌の町が、大槌の皆様にとっても、移住してくる人にとっても住める・働ける・過ごせる町になることに少しでもお力になれたら幸いです。

そして今年度が地域おこし協力隊としての最後の年になりますので、この仕事が自分が大槌に住み続けることができるようにつながるように頑張りたいと思います。

また、組織の内部に関わるという仕事の特性上、関わった仕事について皆さまにお伝えできることが限定的になってしまいますが、今後も仕事以外の大槌で自分が感じた大槌の魅力についてはお伝えし続けて行きたいと思いますので、よろしくお願いします。

学童保育のぽこあぽこにあるぬいぐるみ達

2.防災についてもお任せください!!

先日開催されたねまれや子ども食堂にて、参加した子ども達向けに防災についてのお話しをしてきました。

災害の話をしている時に心掛けているのが、「形骸化した言葉で終わらせない」「知識に偏重しない」「頭の中で考えてもらう」の3点になります。

以前から仕事でよく災害や防災の話を児童生徒向けにすることがありました。

どこに行っても、質問をすると、すごく手を挙げて何度も答えてえてくれる子が一人はいました。

伝える側としては、ノーリアクションで盛り上がらないよりは内心ほっとすることもあります。

しかしよく考えてみると、元々知っていた子が分かる質問に対して答えただけだということになります。

防災や災害を伝える場の目的は、知らなかった子や考える機会のなかった子に新たな知識や気づきを得てもらうことだと考えています。

そういう意味では、リアクションを取ってくれる子の相手をするのではなく、そうではない子に考える機会や発言する機会を与えてあげる場にすることを心掛けていきたいと思いました。

そして事前に想定されるシナリオ通りではない答えが返ってくることこそ、お互いにとって共に学び合うためのコミュニケーションだと感じました。


3.パソコン教室の講師を始めました!!

パワーポイントを使ってカレンダーづくり

高齢者のパソコンクラブの方々が、講師がおらずお困りだと言うことで、少しでもお役に立てたらと思い、パソコンの講師をさせて頂くことになりました。

参加されている方のパソコンのOSも、Windowsの方もいればChromebookの方もいらっしゃったり。

Windowsのバージョンも人によって様々だったり。

また、使うソフトも「Windows Office」、「Google」、「WPS Office」など様々な状況でした。

参加者の皆さまからは、若輩者ながら先生と呼ばれて非常に恐縮ですが、自分自身も講師としてこの場に参加し、人に教えることで教わることもたくさんあると感じています。

また、人見知りで休日は引きこもりがちな自分が外に出て人と話す良い機会にもなっていると感じています。

多様な参加者がいらっしゃる中、なんとか続けて頂き、各自でできることでモチベーションを保ち続けることができる場にしていきたいと思います。

そしてパソコン講師をしている中で感じたことがあります。

様々な団体の総会などの資料作成が大変そうだということです。

そしてそういった負担が一部の人に偏ったり、成り手がいなくなることで自治会や様々の団体の継続が厳しくなっているのではないかと思いました。

今の大槌があるのもそういった裏方の担い手がいらっしゃってこそだと思います。

自分自身も郷土芸能で踊る側なのでそれを支えて下さっている踊り手以外の様々な方々のおかげで踊れることが出来ています。

よそから来たものが裏方を担うことへの不安を感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、大槌の地元の方々が表で輝き続けられるための裏方を自分も担うことで、今自分が感じている大槌の良いところを未来に繋げることになるのではないかと思いました。

なのでそういったことでお悩みの方がいらっしゃればお力になりたいです。


4.安渡公民館のお花見

安渡公民館で開催されたお花見会のお手伝いとして、わたあめづくりを担当しました。

昨年のお花見会で初めて本格的なわたあめ器を使ってのわたあめ作りに挑戦してから1年が経ちました。

満開の桜の下で

1年前は、形も大きさもイマイチだったのですが、それから何度かわたあめを作る機会があり、練習をするうちに、大きさも形も安定したわたあめを作れるようになりました。

本格的なわたあめ器

わたあめでお金儲けをするつもりはありませんが(笑)、これからもこういったイベントなどでわたあめを作る機会があれば、お手伝いできればと思います。

また、今年は大槌高校生が10人以上もすっぷく作りや、飲食の提供、設営などのお手伝いで参加していました。

そこでふと思いました。

このお花見会は、大槌の老若男女様々な人が参加できる場になっているのだと。

運営スタッフの集合写真

小中高校生に、親子連れ、高齢者など、安渡地域内外からの参加がありました。

自分は地域おこし協力隊という立場で大槌に来ることになったということもあり、大槌に来て最初の人々との関わり方が、移住者が中心だったり、比較的若い人が多かったりするなど、属性の近い人だけが集まる場が多かったと今になって実感しています。

復興や、地方創生、移住定住等の分野で自分がよく見かける人が集まっている写真は、どちらかというと若い層だけだったり、移住者だけだったりすると感じています。

悪魔のおにぎり

そういった限られた人達が集まる場も必要だと思いますが、その一方でまちづくりにおいて欠かせない協働の為には、多様な人が共に過ごせる場こそが大切なのだと思います。

すっぷくでまんぷく

その為に、他の人の為の居場所が自分のための居場所にもなる。

自分だけが居心地の良い場所ではなく、大槌の人たちの居心地の良い場所が結果として自分の居心地の良い場所になる。

定住するってそういう事なのでは無いのか?とふと思いました。

わたあめはじめました

5.大槌の4度目の桜

大槌に来てから4回目の桜の季節を過ごしました。

三鉄のツアー客のお見送り

毎年同じ場所で桜の写真を撮っていますが、最初は桜の景色だけだったのが、桜+人のいる景色に変わってきました。

三鉄のツアー客のお見送り

これも大槌で過ごすうちに、様々な方々と共に過ごすことができたからだと思います。

安渡公民館の夜桜

来年もいつもと同じようで少し違う、そんな大槌の桜を観ることができたら良いと思います。

大ケ口の桜のトンネル
安渡公民館の桜
吉里吉里駅の桜と三鉄
安渡公民館の桜とフラダンス
安渡公民館の桜とフラダンス

6.大槌の郷土芸能を撮り続けて

今年の郷土芸能かがり火の舞のポスターは自分が撮影した写真です。

かがり火の舞ポスター

大槌に住んで3年、大槌の郷土芸能の写真を撮り続けて2年になりました。

最初の1年はコロナ禍の影響で郷土芸能を観る機会もほとんどなかったですし、大槌の郷土芸能との接点もなかったので、なんかやってるんだなってくらいの感覚でした。

大槌で過ごすうちに、自分の周りにも郷土芸能をやっている人がいたり、観たり写真撮影する機会も増えて行きました。

さらには自分自身も踊るようになり、郷土芸能により深く関わることできるようになりました。

そして大槌の人たちが好きな郷土芸能をもっと知れるように、機会がある度に観に行き、写真撮影を続けていたら、その写真が今年度の郷土芸能かがり火の舞のポスターに使用して頂くことができました。

表面の6枚の写真は全て僕が撮影したものになります。

日々の積み重ねが少し形になったように感じました。

元々郷土芸能の写真を撮るのが苦手でしたが、数を重ねるうちに少しずつうまく撮れるようになってきました。

そしてこれからも好きな人が好きなものをもっと誇れるように、大槌の郷土芸能の写真を撮り続けて行きたいと思います。

郷土芸能以外の写真も撮れるので、写真撮影希望がありましたらご連絡ください。

今年のかがり火の舞のスケジュールは大槌町観光交流協会のHPからご覧ください。


7.今月の大槌の郷土芸能

金澤八幡神社で開催された例大祭に金澤神楽の奉納舞を観に行ってきました。

地元の人たちが集まる小さなお祭りでしたが、大勢の人に見せることだけが目的じゃない郷土芸能の舞を見られる機会にこれからもっと関われたら大槌の町、人々のことをもっとよく知ることになれると思いました。

また、自分が参加している臼澤鹿子踊では、ホテルはまぎくでツアー客向けの演舞がありました。

3ヶ月ぶりに人前で鹿子頭を被って踊ったので、まだ慣れませんでした。

次は、6月9日に海づくり記念公園で開催されるサーモンまつりの会場で踊る予定ですので、もっとうまく踊れるようになりたいです。


9.おわりに

大槌に来て関わりのあったみなさまのおかげで4回目の桜の季節を迎えることが出来ました。

まだ慣れないこともたくさんありますが、その分新鮮な気持ちを持ち続けることが出来るのは大変ありがたいことだと思います。


大槌町地域おこし協力隊

北浦 知幸(きたうら ともゆき)

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