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初めてのグァーサ痛快!?体験

「3年かけて良師を探せ」という、
中国武術の言葉があるほど
何を習うか以上に、誰に習うかが大事。
それは占いをしてもらうのでも、
施術をしてもらうのでも、一緒なので
信頼している方の紹介が、一番。

さて、
痛快!?体験とは、何かと言えば、
前々回でも書いた“刮痧(グァーサ)”である。
(日本ではカッサと呼ばれることが多い)

グァーサは中国の民間療法で、
中国最古の医学書とされる
『皇帝内経(こうていないけい)』にも
載っているほどの歴史深いもの。
「刮(グァー)」は削るという意味で
「痧(サ)」は動けなくなって滞っている血液のこと。

簡単に説明するなら、
水牛の角でできたヘラで背中をメインに、
足や腕を、オイルをつけながら
経絡(=ツボが点在する通り道)に沿って
体表をこする療法で、
これを確かな技術で行うと
からだの奥の方に蓄積された
毒素や詰まりが浮き上がってきて、
滞っていたものが流されるという理屈。
いうなれば、東洋医学的デトックス法。

術後は、皮膚が赤くなるのだけど
よく観察するとひどく赤く反応する部分は
例えば、スマホ生活で酷使している頸椎や
飲酒で負担がかかった肝臓にあたる経絡等で
問題のない部位や臓器に関わるところは
キレイなピンク色に留まっている。

面白いのは、問題を抱えている部分は痛いし
色もドス黒く、色が引くのも遅いのに対し、
元気な臓器に対応する部分は、
こすってもらって気持ちいいくらいで、
色も健康的なピンク色で2〜3日もすれば
普通の肌色にあっさり戻るのだ。

私がお世話になっている先生は、
その豊富な経験から受者の生命力が
引き出されるギリギリのところを
絶妙なチカラ加減で治療して下さる。

しかし、まぁ、これがすこぶる痛い。笑。
初回は、まるで皮を剥いでいるような衝撃で
(もちろん、皮を剥がされた経験は無いので、あくまで想像ですが)
「やめてーーーー」と言いたいけど、
治療なので止めたら意味がないことを
冷静な自分は分かっていて
「(息を漏らすように)痛いぃぃ〜〜〜」
と声にするのがやっと。
大人になって、こんなに“冷静と情熱”
の間を行ったり来たりする経験はまずない。

時間にして15分程度の治療も
終わってみるとあっけないもので
痛かった記憶が強いだけに
触るとさぞヒリヒリするかと思えば
さほどでもなく、肩すかしをくらう。
しかも、
“この痛みに耐えた自分、エライ!!”
という誇らしげな気持ちになって
待合室に戻るので、
入室前と退室後では顔つきが違っている。
それ以上に、何ともモヤモヤしていた
“何か”がスッキリ払われた感覚で
清々しいのだ。
背中は内側から発汗する感じに温かく
肩周りの重たいものが取れたようで
自然と背筋が伸びる。
もちろん、
体格さや体調、病状によって感じ方は
様々なのだけど、
痛みに乗り越えたんだという自信だけは
共通認識があるはずである。

そして、家に帰って、
まるで熊に襲われたような
自分の背中を鏡越しで見て
ギョッとしつつも、
“生還した自分、エライ!!”みたいな
やっぱり誇らしい気分なのが可笑しい。

痛みとして出るということは、
食べるもの、食べる時間、寝る時間の
生活習慣に問題がある場合で
病気の人も御多分に漏れず改善点がある。
もちろん、その丁寧な解説もして頂ける。

そこでは、治療前後に波動測定器を用いて
体の状態の目安の一つに波動を測定し、
数値化して一覧を見せてくださる。

パッと見、健康そうな人で、数値は0~6
みなぎる元気がある人なら、7~13
逆に
なんとなく不調な人で、0~6
病名がつく一歩手前の人は、−5~-0
それ以下は、病気持ちと言えるレベル。
数値はMAXが20で、
例えば、とっても元気な赤ちゃんでさえ14~15の
数値が出るか出ないかという具合。

この数値と痛みを目安に
健康状態をチェックできる仕組みに
なっているので、目標が作りやすい。

特にこの受ける時の痛みが背水の陣となり、
次は、痛みが出ないように!!と
真剣に生活を見直すきっかけを
頂けるわけなんです。  つづく。


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