えらいひとは、定例をやらなければならない
私はえらい人。
えらくなったら最低でも週一で定例をやらなけらばならないと、えらいひと憲法で決まっている。
毎週木曜16時。
資料を画面共有し、上から下へと音読していく。
画面共有前には「見えていますか?」と一度聞かねばならない。
これはビデオ会議憲法で決まっている。
20人くらいを集めた音読会。
聞いていなくとも関係ない。
少人数だとみんな発言するが、この人数だと発言しない。
その方が手早く終わらせられるので、ちょうどいいのだ。
「この定例必要ですか?」なんて言わせてはならない。
「そんなことを言ったら評価が下がる」「面倒な奴だと思われる」
暗黙の雰囲気を作り上げろ。
さもないと定例ができず、えらいひと憲法で罰せられてしまうのだ。
私の予定はほとんど定例で埋まっている。
他のえらいひとが、自分がえらいひと憲法違反で罰せられないよう、定例を設定する。
私と同じく、みんなえらいひと憲法で罰せられたくないのだ。
定例、ていれい、またテイレイ。
えらいひと憲法で決まっているのだから、今日も元気に定例を始めるのだ。
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