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不登校:これからのうちの計画。息子(9歳)にいろんな種類の”ステキで面白い大人”に会わせちゃおう!



息子の幼少期、
子育て下手なわたしがとても頼りにしていたのは
息子が通っていた幼稚園の園長。

その園長は言った。


「”子どもにしてあげるといいこと”のひとつは、
ステキな大人に沢山会わせてあげることよ。」





ステキな大人?



どうして
「ステキな大人に沢山会わせること」が子どもにとって良いのだろう。。


いろんなタイプのステキな大人(のイメージ)


うちの息子はHSC気質(繊細さん)で現在不登校。
幼稚園の頃からいろんな面で繊細さを発揮していた。

積極的に人と関わることがない。
このまま、あまり人に会わなかった場合を考えてみよう。

1)世界の見方が狭くなる(かも)

親や自分の周りの世界しか知らない

考え方が親や自分の周りの世界のものだけに偏る

考え方が凝り固まる

新しいものの考え方ができにくい(かもしれない)
新しいものを生み出しづらい(かもしれない)
新しいチャンスを掴みづらい(かもしれない)


2)新しい体験に物怖じする、恐怖を感じる

新しい体験をするのが怖い、新しい人と会うのが怖い

コンフォートゾーンから抜け出せない

不満があってもその場にとどまる選択をして、要らぬストレスを感じ続ける人生(新しい場所に飛び込むことが怖いから)

新しい自分に出会えない

自分の才能を伸ばせない

極端に書きましたが(人生はどう転ぶかわからないけれど)
そういうこともあるかも〜を並べてみました。


息子に素敵な大人を会わせるメリットは計り知れない


沢山のステキな大人に会わせた場合の良い点を考えてみよう。

・親以外の生き方を知ることができる
(自分の未来をさらに広く考えることができる)

・新しい友達が増える
(行きたい場所が増える)
(異年齢の友達、異性の友達とも物おじせず話せるようになる。)
(新しい友達に会いにいく途中で新しい体験をすることができる。
(今の生活圏とは違う電車、飛行機、船に乗る、シェアハウスに泊まる、
新しい場所を知る、観る、感じる)

・いろんな人の考えを聞ける
(「自分はどう考えるか」「自分は何が好きなのか」自分を深掘りする機会が得られる)

というわけで最終的に辿り着くメリットは

こんな人生がいいかも、と自分の未来をたくさんの種類で思い描くことができる






今までわたしが出会ってきた「いろんなステキな大人」って誰だろう?


強く印象に残っているのがこの3人。
「今までの自分の中にない考えや世界を見せてくれた人」


<幼少期にアメリカへ引っ越し、その後25年間アメリカで育った男性>

彼の特徴は、さらりと自分の意見を言えるところ。
忖度しない言動をするけれど思いやりもある。そして偏見がない。

私「〇〇人(国籍)だと気が合うな、とか
〇〇人だと割と仲良くなれる、っていう国民性ってある?」
彼「〇〇人だから、っていうより仲良くなれるかどうかは
そいつ自身がどんなやつか、ってことによるかな」

、、、、、
〇〇人という国籍に囚われて
何国の人はこんな性格の人が多い、という偏見を持っている自分に
改めて気づき自分を恥じました。。。


<中学を卒業してから1人で世界を旅していた、という青年>

私がそれまで会ってきた日本人の誰とも違う
強烈な個性と自由な雰囲気を全身から放っていた!
服装や話し方は至って普通だけど、、

彼を遠くから見ただけで
「ん?彼は何か違うな!」とわかるくらいの不思議なオーラを纏っていた。

話し始めると内容が面白く、
眼力の強さが印象に残っています。

「おお、そんな生き方もあるのか、、
彼は”人間の生”を全身から放っている!!」
と、当時30歳くらいだった私はドーンと衝撃を受けました。


<とにかく明るくて笑顔がステキな年上女性>

彼女が来ると周りの空気がパッと明るくなって
何か楽しいことが起こりそう!と
みんなが笑顔になってしまう、発光体のような人!

ダンスを愛している彼女。
彼女は本当に人生の楽しさ、嬉しさを表現している!

彼女と一緒に踊ると
「人生ってすごーーーーーく楽しいな!」と感じる。
すごいダンサー。

でも聞けば
幼少期の家庭環境はかなり複雑だったそう。
でもダンスをすることが唯一楽しいと思える時間だったと語った彼女。

人間の強さと可能性を感じました。
「自分もこういう人になりたい!」と密かに目標にする方のうちの1人です。


ステキな大人に会うのは”大人になってから”でも遅くない?!

わたしは大人になってから
いろんなステキな大人に会えるように
なった。

けれど

たまに考えるんですよね。
小さい頃にいろんな種類のステキな大人に会っていたら
もっと「はっちゃけた人生」過ごせてたかもな、と。
(わたしがはっちゃけたいだけで、
息子は、はっちゃけたいかどうかわかりませんが)

何歳からでも遅くない!
とは言いますが、
息子は今9歳。

思春期にいろんな種類のステキな大人を知るのと、
大人になってから知るとでは
感じ方が違う。


昔見たクレジットカードのCMで「その体験はプライスレス!」みたいなのが
あったと思うんですが、
まさにそんな感じ。

さらに
わたしの場合で言うと
大人になってからステキな大人に会い、
自分の人生の方向を考え直した、

でも

子どもができて、、
親の介護が始まって、、
この状態からでは
勢いがつかず「わたしには無理。あの人だから」と失速しがち、、

ま、別の角度で考えれば
良きタイミングで出会っているのかもしれませんが。。




未知との遭遇とも言える


それでもやっぱり
子ども時代に「ステキな大人に沢山会う」という状態に
できる限りしてあげたい、と思うのです。

知った上で、世界を広げるか、広げないかは息子が自分で選んだら良いかな、と。


息子は
今後、友人ができ
どんどん親離れしていく。

親である私もいろんなステキな大人に会って
さらに刺激を受けたい。
親子でそれを叶えちゃおう!

それが最近のわたしの企み。


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