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手放す勇気ー「強くなって社会のために生きる」というスタンスを手放せた話。

「カロリーメイトに求めているものは何かな?」
そう問いかけられて、私は何も答えられなかった。

朝食として食べているカロリーメイト(チョコレート味)ー。

「何を求めているって聞かれても……」
朝ごはんを食べないと身体も頭も動かない。だけど、朝食の用意に時間もかけたくないし、でも栄養は摂りたい。そうして辿り着いたカロリーメイト。
2022年1月、年明け早々に、自分が何気なく選択していることを見直していくこととなった。

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2021年12月、えすみんがComma Labのサービスとして「デトックス」のモニターを募集していると、facebookに投稿していた。
えすみんこと「江角和沙」が立ち上げたComm Lab。
最初にコーヒー関連のサービスがローンチされていて、体験したいと思うものの、コーヒーを積極的に飲むわけではないので手が出せないでいた。

「早く私もComma Labの世界観を体感したい!」
そう思い続けたのが功を奏したのか、デトックスプログラム(以降、サービス名称「Hanatsu」を、正式ローンチ前に体験できるという嬉しいお知らせ(もちろん、サービスとして購入)。

「やるしかない!」
投稿を見たときには既に心を決めていた。


「間」をつくる

「デトックス」は一般的に、身体に溜まった老廃物や毒素を排出させることを指す。

Hanatsuは3か月間のプログラムで、1週間の食事調整&置き換え、コミュニティでプロや同時期にチャレンジする仲間たちとの共走で構成されている。

食事調整&置き換えは1か月のうち1週間で、それ以外の期間は生活習慣を見直したり整えたりしていた。
デトックスというと、酵素ドリンクだけで過ごすと思われるかもしれないが、Hanatsuは、
2日間の準備食
3日間の置き換え食(プロテイン+電池切れの場合は豆乳甘酒もOK)
回復食
で構成されている。
孤独に頑張るのではなく30人程度の仲間も同期間にチャレンジしているので、状況を報告したり、コメントで応援し合ったり、最初の月は空腹の辛さに「いいね!」をしたり。

このプログラム設計は、全てComma Labというブランドが大切にする「間をつくる」に全て沿っていて、まさに「間ができて、感覚が敏感になり感性がひらける」という、えすみんが最初に投稿していた通りだ。

1週間×3回、しかも間には日常生活があるというこの設計によって、生活習慣や思考が自然と、我慢することなく変容、いや変態していく。
そして、コミュニティがあることで「明るく続けられる」のだ。
1月からプログラムが始まり、3月の回復食を終えたところで私の体験を記しておきたい。


サヨナラ、カロリーメイト

前述の通り、Hanatsuへの参加を決めたのはコーヒー以外で私も参加できるプログラムだったから。

それだけ。

デトックスについては、体重を落としたいとか生活習慣変えたいとか、そこまで思っておらず、浮腫みやすい体質を変えられたらなあ~という程度である。

Hanatsuでは、毎日の食事記録、定量・ココロの変化といったことをコミュニティに投稿する。
なので、私も初日は元気に勢いよく投稿してみたのだ。

今日から始めました🐯
朝はカロリーメイト(いつもw)と豆乳ヨーグルト。パルテノではなく豆乳ヨーグルトに変えました。

この2点セットが、ここ数年お決まりのメニューだ。
カロリーメイトは栄養食品だから身体のためによいし、ヨーグルトもしっかり食べている。
疑いようのない、「健康的な食生活ですよ、私」という自信に溢れている。

ところが、だ。

「カロリーメイトに求めているものは何かな?」
と、えすみんからの問いかけがあり、

「考えなくていいのと栄養バランス!」
と、ここまでは自信を持って回答。

そう、私はカロリーメイト信者だった。
もちろん、カロリーメイトは素晴らしい商品で、手軽に栄養をとるにはよいものだ。
だが、Hanatsuでは小麦粉やお砂糖etc…とは上手に付き合おうと言われていて、日常的に食べ続けるにはあまり好ましくない。

「カロリーメイトなくして、どのように朝を迎えればいいのか……」
それぐらい信者である私だったが、身体のためにカロリーメイトを手放すことにした。

そうでなければ、Hanatsuに参加している意味がない。
食生活改善を意気込んでいなかったものの、「カロリーメイトに求めているものは何かな?」という問いが、私を覚醒させた。
今までの食習慣、食に関する信念、そういったものを素直に手放して、持続的に生きることができる習慣を取り入れていこう、そんなスタンスに初日からなれたことは幸甚である。

1月の食事調整&置き換え食の1週間を経て、カロリーメイト、チョコレート、夜に食べるプリッツ、寝る前のホットココアを私は手放した。

全然、「食べたい!」と思わないのだ。
我慢して食べないのではなく、食べたいと思わない。
間食には豆乳甘酒やシュガー&グルテンフリーのチョコレートを迎え、食べすぎることもなくほどよく付き合っている。

でも、外食するときなどは気にせず食事を楽しむことにしている。
そのときの幸せの感じ具合が高まっていると思う。


本棚捨てたい

1月のプログラムが終了し、約3週間は自走期間。
その間の食生活が変化し(カロリーメイト卒業継続)、リバウンドすることなく2月を迎えることができた。

「自宅にスタンディングデスクを導入したい!でも狭い部屋だから……そうだ!本棚を捨てよう。本を捨てよう!」
さあ、始まるぞ! という少し前に突如と思い立った。

思い立ったのだ。
身体の毒素を排出するとともに、断捨離を始めた。
本の選択は難しかった。
でも、数年読んでいない本であれば捨てよう、もしまた読みたくなったときに買えばいいじゃないか、と腹を括り処分。
新しく購入する本はkindleやメルカリを上手に活用する。

本棚だけなく、収納スペースや衣類も整理し、引っ越しのとき以上に物を減らすことができた。
それ以上に、ココロがすっきりした。

スタンディングデスクは検討の結果、不要となった。

「強くならなくてもいい」

食生活が変わり、驚く程集中力が上がった。
夜にお菓子に手を出すことなくなったり、お砂糖や小麦粉を日常的に接種しなかったりすることで、朝起きて疲れを感じなくなった。

部屋を整理して、気分が軽くなった。

カラダの調子や日々の気持ちが変わっていくと、生き方のスタンスも変わっていく。
食事調整&置き換え食の1週間でぐっと感性が鋭くなり、自分のココロの変化に敏感になっていく。

自分でいうのも変だが「社会課題解決のために、自分が強くならないといけない!」みたいな、ミッション感を強く持って仕事をしていた。
プロジェクトリーダーという仕事の性質もあるが、事業の成功のためには何でもやる、「できない」と言わない、自分の成長のためにも自己負担も惜しまず積極的に学び続ける、といった感じである。

常に肩ひじ張っている生き方だなあ。

Hanatsuとともに過ごした約3か月間で、自分は柔らかくなったと思う。

仕事は仕事なので結果を出すことに妥協はしないが、自分が心地よい状態で働ける空間を意識してつくるようになった。
例えば、早めに稼働して仕事を終えた後にサウナへ行けるようにする。
以前から交渉していたものだが、チームへの増員がようやく叶い、そのメンバーへブリーフとサポートは手厚く、でも思い切って任せてみる。その分、企画系の仕事に時間を充てられるようになった。

ちょうど「この講座受講しようかな」と迷っていたものがあったが、その講座に求めることは何かを考えてみると「お金をかけて学んでいる自分の姿」に満足したいのだと気付き、受講を止めた。

他にも「~せねば!」」と思ったときには、いったん立ち止まり、「本当に?」と自分に問いかけてあげるのだ。


手放す勇気

自分が心地良く生きていく、それが大事なんじゃないかってこの3か月間で気付いた。

社会のために、他者のために頑張るのも大事であるし、誰かの役に立つって素敵なことだと思う。
なので、私も誰かの役に立ちたい。

でも、それだけで自分がご機嫌でなかったら、持続できないと気付くことができた。
Hanatsuは、「感性をひらく”間”に出会う」というコンセプトを元にしたデトックスプログラムである。

心地よくないものを手放し、本来の自分自身を解き放ち、光を放って輝く

Hanastuは、カラダから不要なものを排出するデトックスを通じて、自分のココロと向き合い、自分のスタンスを見つめ直すことができるプログラムでもある。

ダイエットしたい!
体質改善をしたい!
食生活を変えたい!
という人は、もちろんお勧めである。

それだけでなく、
今の生き方にもやっと感を抱えている
日々忙しくて一息つける時間がなかなかとれない
のように、ココロを落ち着かせたい人こそ、ぜひ体験してもらいたい。

2022年4月~6月の3か月間プログラムへの参加者募集が、3月14日から始まるので、興味があれば見てほしい。

なお、最後に私の定量的な変化を記す。(1月2週目の開始時点→3月2週目の終了時点)

体重:▲2.5kg
体脂肪:▲2.3pts
始まりが正月明けとはいえ、体重がここまで落ちるとは思わなかった。
食べるものを変えたが、量はむしろ増えているので、何をカラダに与えるかの重要性を実感している。


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