見出し画像

#67 字が書けなくても生きていける世界を作る不動産エージェント

こんにちは、きたむら🐔🏠です。私の学生時代を知る人は私が宅建試験に合格したことを信じられないし、宅建に合格しているのを知っている人は私が勉強できないのを信じられない。私はどちらの面もよく知ってるので「分かるよ分かる、そりゃ信じられないよね」と思いますが、どちらも私。嘘や謙遜と思われてしまうけど、一緒に過ごして「うそでしょ」と絶句されるのに長い時間はかかりません。

私は就職して”学んで即実践”のサイクルから学ぶ楽しさを体感し、マンガ以外の本を読むようになりました。本を読んで世界が広がり「学ぶ方法を変えたら私も勉強ができるのではないか」と希望が見えました。希望に向かって走るまでに時間がかかりましたが、様々なご縁とご協力があって、九九が言えないまま宅建に合格することができました(九九は息子の熱血指導のおかげで言えるようになりました)。
学ぶ楽しさを体感しなかったら、良書に出会えてなかったら、「私はバカだから」と何事も諦めていたと思います。

子育てを通して様々な障害に出会い、特に学習障害に出会ったことで、血が滲むような努力をしても習得が困難な方もいらっしゃることを知りました。
読み書きができないのは後進国の教育環境が整ってない国の話し”だけ”だと思っていたので、環境があっても習得が困難なケースがあることを受けとめるには時間がかかりました。

私はたまたま、読み書きについて大きな壁がなく教育の環境があったことで、読み書きを習得できただけです。この能力は運が良かっただけで当たり前ではない、と気づくことができました。

気づいて見えた世界は、ただただ生きづらい。不動産の契約なんて文字しかありません。読めない方にとって無茶振りもいいところです。契約締結にサインをするには書かなくてはいけません。名前を書けない方には鬼門です。

私は障害はありませんが、数量感覚など習得に苦戦しているモノがあります。障害がなくても困難を言語化できなくても、生きづらさを抱えている方はいらっしゃいます。生きづらさに寄り添い、助け合える世界を作ろうとしています。


▽生きづらさを抱えている本人の葛藤と支援が分かりやすく描かれているマンガです


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?