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FreeBuds3は無印AirPodsとAirPodsProの隙間を埋めるようなイヤホンか

私は、ワイヤレスかつノイズキャンセリングイヤホンユーザーとして、今はアップルのAirPodsProとHuaweiのFreeBuds3を使っています。
ノイズキャンセリングのワイヤレスイヤホンは、AirPodsProとソニーのWF-1000XM3の二人勝ちみたいな様相を呈していますが、他方で、FreeBuds3も特徴ある製品であるものの巷でのレビューをあまり見かけないので、ここでAirPodsProとの比較レビューをしてみます。

1 デザイン
Huaweiの製品デザインはMatebookにも見られるように、あからさまにアップルのデザインのパクリと思しき製品があるのですが、FreeBuds3も同様に無印Airpodsとかなり似たデザインとなっています。Airpodsと質感も同じで、値段相応の良いクオリティです。

なお、FreeBuds3はカナル型ではなく、無印Airpodsと同様の開放型(インナーイヤー型)です。もっとも、装着感は良く、耳からこぼれ落ちることもありません。

2 ノイズキャンセリング
このイヤホンの最大の特徴は、カナル型ではないのにアクティブノイズキャンセリング機能が実装されているという点です。
カナル型イヤホンの方が音の良さや没入感、音漏れの無さという点で優位性がありますが、その引き換えに耳への圧迫感や閉塞感も否めません。また、私の場合カナル型を長時間つけていると耳の中が痒くなったりして苦手意識があるところでした。

そこに登場したのが、このFreeBuds3で、開放型なのにノイズキャンセリング実装という点で、AirPodsProやソニーのやつとは一線を画しています。

ただ、開放型から来るノイズキャンセルへの限界は大きく、AirpodsProとは残念ながら比較にならないくらい貧弱です。
感覚的にはAirPodsProのノイズキャンセル性能が100だとしたら、FreeBuds3は30くらい(あくまでも個人の感想です)。

FreeBuds3のノイズキャンセルでは、ちょっとした雑音とか風の音とかは遮断されますが、人の話し声とか、電車・自動車の音とかの大きな騒音には太刀打ちできていないです。

3 音楽鑑賞
FreeBuds3の音の特徴としては、低音普通、中音域が強め、高音弱めという印象です。
AirPodsが低音と高音が強いドンシャリな感じなのに比して、これは中音が強いためか若干籠もった音質のように感じます。音質はAirPodsProの方がクリアな印象です。

音質については、最終的には感覚的な評価しかできない部分ではありますが、イヤホンの音質は金額に比例する、と言われているところ、これについては1万5000円という値段に見合った音質のクオリティは何とか保てているのではないかと思います。

4 ウェブ会議
ウェブ会議(主にzoom)での会話は全く問題なくできるレベルです。一応ノイズキャンセリングが聞いているので、相手の声はクリアに聞こえますし、多分こちらからの声も問題なく聞こえているっぽいです(この点は、自分の声の聞こえ方がわからないので何とも言えない部分ではありますが)。

なお、どっかのレビューを見た限りでは、FreeBuds3については、マイク側にもノイズキャンセリングが搭載され、通話相手にクリアな音声を届けられる上、FreeBuds 3はさらに一歩進んでいて、骨伝導センサー搭載していて骨の振動から声を拾い、音声を強調する機能があり、これにより、特に風が強い外での会話音もクリアに拾ってくれるとのこと。この点はAirPodsProより進んでいるのかもしれません。

5 総評
ノイズキャンセリングの性能自体は今ひとつなので、この性能目的でgetしようするとかなり拍子抜けになってしまうと思います。

逆に言えば、そこまでノイズキャンセル強めでなくても良く(外で歩きながら使う場合が多く、外音が完全に遮断されない方が良い等)、また、カナル型が苦手な人にとっては、値段もAirPodsProの半額で買える、という点も踏まえれば、無印AirPodsとAirPodsProの隙間を埋めるような絶妙な立ち位置の製品ではないかと思います(ただし、音質についての好みはありますが)。

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