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メンタル強者は考えない

 自分で言うのもなんだけど、僕はメンタルが強い。2日しか行ってないアルバイトも店長に直接辞めますと伝えて辞めるし、人に舌打ちされたときは投げキッスをされたと思うようにしている。小・中と続けていた習い事(サッカー)の賜物である。
 僕は1つのミスが失点に直結してしまうポジションであるディフェンダーをやっていた。別にディフェンダーをやりたかった訳でもないのに、監督から「お前の兄貴がディフェンダーだったから、お前もやれ」とカスみたいなことを言われたため、9年間も華のないつまらないポジションをやっていた。つまんねえならフォワードやれよとか言うアホ(マヌケ)もいるかもしれないが、そんなことができたのならとっくにやっている。
話を戻そう。ディフェンダーは特にミスをするとめちゃくちゃに怒られる(僕の所属していたチームはどのポジションでも怒られていたが)。試合中に怒られているときは、わざわざベンチまで戻って「はい…はい…わかりました…。」なんてことをやっていたら点を取られるので、ベンチに目線をやり何となくうなずくのが基本の姿勢だった。この時、監督の怒号には耳をかさないのがポイントだ。ただ、音として捉える。ま〜た何か言ってら^^くらいの気の持ちようでいるのが一番良い。ちゃんと聞いていると気分が落ち込んで次も失敗するイメージがついてしまうからだ。この癖が抜けないまま世間から大人とみなされる年齢になってしまったが、生きづらさは一切感じていない。
 冒頭で僕はメンタルが強いと言ったが、それは若干違う。メンタルが強いのではなく、自分のためにならない、もしくは意味のないことを一切考えていない/聞いていないだけである。そのせいか、後々になってあれって俺悪くなくね?と思うこともある。
いろいろ書いたが自分のメンタルをコントロールするには、他人の声を''意味を持たない音''と捉えることが重要だと僕は考える。しかしこの方法を使いすぎると、人の話を一切聞かないヤベェ奴になってしまうので注意が必要である。
 
今後この癖を矯正する気はさらさらないが、怒っている人は自分の貴重な時間を割いてまで怒ってくれているのだから、自分の悪い点や改善すべき点はしっかり聞いていこうと思う。落ち込んで心が強くなることもあるだろうから。