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2024年J3第2節_vsいわてグルージャ盛岡

2024年J3第2節
ギラヴァンツ北九州(※) 1 - 1 いわてグルージャ盛岡
得点:`15 高昇辰(北九州)`34 オタボー・ケネス(岩手)
警告:`20 深津康太(岩手)`48 深川大輔(岩手)`63 小暮大器(岩手)

   `65 坂本翔(北九州)
※0勝1敗1分 得失点差 -2 15位


いやぁ、この日のミクスタは本当に寒の戻りが激しく寒い一日でしたね。
7時半にミクスタに到着した際には雪がちらついていましたし、何より全く収まりようが無い強風が堪えましたね・・・。

久々にバックスタンドからホーム側ゴール裏をパチリ。
同じくバックスタンドからアウェーゴール裏をパチリ。
石川啄木に宮沢賢治。地元の偉人を押し出してる横断幕には郷土愛が感じられます。

皆さんは風邪などひかれて無いでしょうか?中3日で迎えるルヴァンカップ1回戦(vs大分トリニータ)も試合開催の時間帯は風が強い予報となっているようですので、体調を崩さないように暖かくして臨んで参りましょう。

対戦相手:いわてグルージャ盛岡

昨シーズンはJ3優勝・J2昇格を果たした愛媛FCを相手に開幕戦を5-1で勝利を収め、最高のスタートを切ったものの、最終的に10位に甘んじたいわてグルージャ盛岡。

1年で舞い戻る事になったJ3の舞台で、今シーズンこそJ2復帰を目指さんと、都倉賢や高橋峻希等、J1でも実績十分なベテランを積極的に補強。

日本の高校(高知中央高校)を卒業して入団して4年目を迎え、昨シーズンは6ゴールを挙げたナイジェリア人アタッカーのオタボー・ケネスも、覚醒の予感を秘める脅威な存在です。

レビュー

スターティングメンバー

前節から矢田旭に代わり新キャプテン井澤春輝牛之濱拓に代わり岡野凜平がそれぞれ今シーズン初スタメンを飾った布陣。

矢田に関しては、前節の交代がやはり負傷の影響だったようで・・・。
戦術面の浸透という点では痛い離脱ですが、早期復帰を祈りましょう。

昨年のホームゲームでは6得点を挙げて大勝を収めた岩手相手に、好相性そのままに北九州がボールを支配する展開。

全体的にボールは保持する時間帯を多く作ったものの、連携面での未成熟さもあったのか中盤からの展開が少なかった前節と比べ、井澤が流動的に左右に流れながらボールの受け渡しに汗をかいてくれていたおかげで、ようやく前線へ効果的なボールが入るようになったように見受けられました。

そして迎えた15分。
喜山康平からのサイドチェンジを坂本翔が受け、敵陣深くサイドを突破。相手DFを振り切ってのグラウンダーのクロスを高昇辰が詰め、待望の今季初ゴール!
ミクスタに轟いた「コウ!スン!ジン!」コール、最高でしたね!
しかしその後、岩手DF深津康太との交錯でよもやの負傷交代。
本当に残念ですが、本人が一番悔しいでしょう。大事で無い事を祈るばかりです。

岩手の反撃は34分。
右SHに張っていた小暮大器からのアーリークロスをオタボー・ケネスがピンポイントで頭で合わせ、同点に追い付きます。
マークについた杉山耕二の寄せをもろともせず。余程体幹が強いのでしょう。
オタボー・ケネス、今年はさらに大化けする予感がします。

後半、序盤は岩手にボールを支配される時間帯が多かったものの、渡邉颯太平原隆暉の投入で北九州が一気に息を吹き返します。

平原に関しては、元々はボランチが主戦場ながらも、昨シーズンの前半戦は田坂和昭元監督の下でいわゆるゼロトップ的な位置で起用される事も多く、その経験が糧となったのか後半戦ではトップ下でのリンクマンとして急成長を果たしてくれました。
本人の努力も勿論ですが、平原の急成長は田坂さんの数少ない置き土産なのかも知れません。

渡邉もストライカーらしく、ゴールへの渇望を前面に出してくれていました。
ただ、あの絶好の決定機で最後のトラップが大きく流れなかったら・・・。
裏への抜け出しや得点嗅覚は申し分無い事はこの2戦で十分証明してくれましたし、プロ初ゴールは次節以降に期待しましょう!

そしてこの日、ギラサポの視線を一気に釘付けにしたのが髙橋隆大
身長156cmと小柄な体格を逆に活かし、鋭いドリブルを武器にしている19歳が、僅か10分近い出場でその武器を遺憾無く発揮し、ミクスタを沸かせました。
自らのドリブルでコーナーキックを得た場面で見せたゴール裏を煽る姿には心を揺さぶられましたね!

最終盤の後半ATには、その髙橋からのクロスを乾貴哉がダイビングヘッドで合わせるも岩手GK大久保拓生のセービングに遭って決めきれず、無念のタイムアップ。

北九州と岩手、両クラブの対戦では初となるドローに終わりました。

総括

今シーズン初の得点が生まれたものの、ホーム2連戦で掴んだ勝ち点は僅かに『1』。

試合を通じて時折脆さは見え隠れするものの、徐々に相手を支配する時間帯も増え、効果的な攻撃も十分に繰り出せている中で、結果が思うようについてこない。

まだ2試合しか消化していないこの段階で焦燥感を感じる必要は無いとは思いますが、クラブが突き進んでいる方向性が間違っていないという自信を深める為にも、今最も欲しいのは詰まるところ、『結果』なんだと感じます。

監督・スタッフ・選手たちの真摯な姿勢は、十分にサポーターに伝わっています。

ただこの日、選手たちが闘い抜いて表現してくれた勝利への渇望は、サポーターに十分に伝わっていました。
各スタンドからの拍手がそれを物語っていたように思います。

次回のホームゲームは初参戦となるルヴァンカップ。
中3日で大分を迎える厳しい闘いですが、この2戦で得た自信を揺るがない確信に変えられるきっかけを掴んで欲しいですし、それが叶えられるようなパワーを与えられるような応援をやり抜く事が重要になってくるでしょう。

平日ナイターという事もあり、時間繰りが非常にタイトになる方も多いと思いますが、少しでも多くのギラサポでミクスタを埋め尽くして、大分を迎え撃ちましょう!

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