園児の行きたくないを考える。保育士から聞いた ちょっといい話

行きたくない
いじめなどの問題やパワハラなどの根本的な問題は別として

通常遊びに行っているような園やレクレーションのところへ「行きたくない」

~ここについて保育士から聞いた話をご紹介~

行きたくない原因は「温度差」

家庭と園などとの温度差。

温度差とは、自分が思い通りにできると思う温度の差です。

自分の望みが全て叶うような状態にいる場合
そういったことができない人たちがいる集団の中には面白みを感じ取ることが出来なかったり、使い勝手が悪く不便を感じ行きたがらない、わがままが許される親の元にいたいとおもいます。

わがままが悪い!わけじゃない
わがままの温度差があることに注目です。自己の主張としてわがままを言ったり見せたりするのは当然の行為なのですが、わがままが通らなかった場合にそういった空間を避ける行動になってしまうと簡単な課題を避けるようになります。

やりたくない課題はやる必要ない!

そんなことも耳にしますが、我々大人が子供たちを社会に送り出す身として、
子供たちには自分には能力がある、社会の役に立つだけの力があると知ってもらうことが大事

この能力があるということを言葉で聞いてもらって子供自身に知ってもらうわけではありません。

子供たちには体験を通して自分たちには能力があるということを感じてもらうのです。

そのために行きたくないに対して無理やり行け!とはなりませんが、自分の思い通りにならないからわがままを通すためとして行きたくないであれば、子供の行動範囲は条件付きとなり、自分の思い通りに動かせる家族と一緒にいる空間だけとなります。
成長とともに親元から離れて過ごす時間が長くなるのに親が一緒にいないと何もできないような状態を作るわけにもいきません。

そればかりか人との関わり方を学ぶ未就学時代に関わりを学べないと、学童時代に入った時に壁にぶつかってしまいます。

この壁は未就学時代に基礎をつけることで、本来は気にもならない壁になりますが、他人との関わり方を子供自身が体験しておかないと学童時代に学ぶコミュニケーションに後れを取る形になってしまいます。

そういった意味でも行きたくないという姿勢が出たときに、園と家庭との温度差(わがままの度合い)をもう一度見つめなおすチャンスになります。

行きたくないを言われたら親として失格ではなく、子供の認知の仕方をチューニングするタイミングとして覚えておきたいですね。
アドラー心理学の勇気づけは「子供の意欲」との関連が非常に高いと感じてます。

実際に読んでいただけると勇気づけ(意欲)についてわかります

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