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【クマ活】ヒグマが街に入ってこないように草刈りをしました!(2023年5月)

ヒグマとの共存を目指す「クマ活」では、ヒグマが街に入ってこないように草刈りをしています!

2023年も5月21日と22日の二日間にかけて、知床ウトロ地区の草刈りを行いました!

この二日間はKIKI知床の正面玄関からすぐ、夕陽台の湯から知床夕陽のあたる家にかけて広がる笹薮を刈りました。この場所は、2019年6月にヒグマが実際に潜み、駆除された場所でもあります。
また、2020年、最初のクマ活で草刈りに取り組んだ場所でもあるのです。

知床ウトロ地区の地図。赤で囲った場所が今回の草刈りポイント。(GoogleMAP引用)
刈り込みばさみを使用して、草を刈っていきます。
根本あたりから草を刈るのに、腰をかがめて…

酪農学園大学からお借りしたヒグマ等身大のクマパネルを、事前に草やぶの中にひそませ、草刈りを進めていくと姿を現してくるようにすることで、クマパネルを探すゲーム感覚でも草刈りを楽しんでもらうようにしました。
草やぶがクマの姿を隠してしまっていることを、実感するきっかけになったと思います。

亜成獣のヒグマの等身大サイズのクマパネルが、草やぶに身を潜めています…。
草を刈り進めてくると…クマパネルが姿を現します!

5月21日には61名、22日には37名の参加を頂き、予定していた場所のほぼすべての草やぶを刈り取ることができました。ご協力いただきました皆さま、ありがとうございます。

5月21日、草刈り終わりの集合写真📷
5月22日、草刈り終わりの集合写真📷

5月21日の午後には、ヒグマについてざっくばらんにお話しする「クマ端会議(クマ活ver)」を開催いたしました。
クマ活のために全道(中には本州からも)お越しいただいた皆さんに草刈りに続いてご参加いただき、「ヒグマとの距離」をトークテーマにそれぞれの経験や価値観を話し合うワークショップとして行いました。
酪農学園大学 佐藤喜和教授に話題提供として、ご自身のヒグマとの関わり方や海外の事例を紹介していただきました。

今回のクマ活・草刈りには、北こぶしリゾートがクラブパートナーとして応援する、北海道コンサドーレ札幌の皆様にご参加いただきました。
河合竜二CRCには、2021年8月ゴミ拾い、2022年5月草刈りにご協力いただいております!

開始前に意気込む河合竜二CRC

お世話になっている皆様とも、ともにクマ活に取り組み汗を流しました。
株式会社日本政策投資銀行
サッポロビール株式会社
三好さやか様・三好龍司
北海道ヒグマ対策室様
北海道オホーツク総合振興局様
UHB北海道文化放送 廣岡 俊光
北海道新聞
酪農学園大学 佐藤 喜和様

知床ウトロ地域の皆様にもご参加いただきました。
一般社団法人 知床しゃり
環境省ウトロ自然保護官事務所様
THE NORTH FACE/HELLEY HANSEN知床店
知床自然大学院大学設立財団
ピリカデリック
LANTOKO

今回のクマ活の運営サポートに、東京農業大学オホーツクキャンパス酪農学園大学NPO法人ezorockから9名の学生ボランティアの皆さんにご協力いただきました!クマ活の運営を通して、学業とは違った経験をしたり、人と繋がったり、学生たちにとってもいい経験となればと思っています。

今回のクマ活・草刈りは、知床の自然保護管理を担う公益財団法人知床財団様、ネイチャーガイドツアーを実施するピッキオ知床様にご協力を頂きながら実施しました。
クマ活の参加費やクマ活グッズの売り上げなどの一部は知床財団に寄付し、ヒグマとの共存を目指すための特注ゴミステーション「とれんベア」の設置等に充てらる予定です。

次のクマ活・草刈りは6月6日と7日を予定しております!

これからも、北こぶしリゾートはクマ活、知床をつづけていく活動に取り組んでいきます!


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