オリジナルは偶然と経験の産物

明日は夫の誕生日なので、ただいまチーズケーキを焼いています。
45分焼けばできあがり。一晩おけば、より味が馴染むそうで。
いま夫は出張に出ていて明日帰ってくるから、ちょうどいい。
けど、夜は外で食事しようと思ってお店を予約したんだった。
じゃあ、いつチーズケーキ食べるんだろう。
食事をして、帰ってくるのはきっと22時過ぎ。
多分、お酒も入っているはず。そこからのチーズケーキ?
……まぁ、いいか。もう焼いちゃってるもの、仕方がない。
そんなわけで、45分。さっき洗い物をしたので実質残り35分。
思いついたことを書いてみます。

先日、ふと「私のオリジナル料理って、なんだろう?」と思い、紙に書き出してみました。
すると、ここ数年(いや十数年、ヘタすると数十年)は作っていないようなレシピばかり。
最近はスマホでアプリを見ておいしそうだなーと思ったものを作ることが多かったので、当然の結果です。
おいしかったレシピをリピートするにしても、ブックマークしておいて、作るときにまた見ながら作っているんだから、何度やっても人様のレシピそのままで工夫の余地があるわけがない。
あーもう、脳みそスカスカじゃん、こんなの。
こういうところから老化って始まるんだよ。
と、自分で自分が嫌になったまま、その日は終わりました。

別の日、欲しい料理レシピ本が出ていたので買おうと思ったのですが、レシピ本の棚がぱんぱんで、買っても入りそうにありません。
これはメルやらカリやらにお願いするしかない。
そう思い立ち、売る本を選別するため1冊ずつ開いて確認しはじめました。
一冊のお弁当の本を開くと、今もよく作る鶏そぼろのレシピを発見。
そうか、もともとはこの本を見て作ったんだったな、作るたびに本を開いて見るのが面倒で、メモをとってキッチンに貼っておいたんだけど、そのメモを見るのも面倒になって、調味料の分量、覚えちゃったんだよな……なんて、思っていたら。
分量、全然ちがった。
合っていることといえば、鶏ひき肉をフライパンで炒めることくらい。
え、ええ? こんなだったっけ?
いやぁ、こうして、オリジナルレシピが生まれるんですね。
面倒くさがりだったり、忘れっぽかったりするくらいが、ちょうどいいのかも……なんて言い訳ですけども。
いいのだ、おいしければ、なんでも。

オーブンからいい匂いがしてきました。
そろそろかなぁ。美味しく焼けてるといいけど。

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