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のらねこ雑記帳≪ゲリラ豪雨≫

  昨日はトレーニングの日だったので、いつもの様に出掛けました。
外に出ると、少し雲っていたので
『これなら、歩ける』と駅まで歩きましたが、坂道を登りきったところで、
カッと日差しが強くなり、結局駅のホームでダラダラの汗をタオルで拭うことになりました。
  トーニングジムに行くと、担当のトレーナーさんが
「エアコン復活しました!すっごく冷えますよ」と笑顔で言いました。
確かにだいぶ前から冷房の効きがよくなくて、扇風機を併用していました。
『それは、よかった』と思ったのも束の間、筋トレ前のストレッチを始めると、ここに来る前にかいた汗が一気に冷えて寒くなりました。
でも、その後の筋トレでしごかれたので、また汗ダラダラになりました。
  帰りの駅でスマホを見ると
『横浜市西区に豪雨』と天気速報が入りました。
『あぁ、降られなくてよかった』と思いました。
地元駅で電車を降りた時、空は雲っていましたが、雨は降っていませんでした。
が、駅前スーパーでちょこっと買い物をして外に出ると、土砂降りでした。
  テレビで気象予報士さんが
「突然の豪雨の時は無理に移動せず、とりあえず15分待ってみてください」と言っていたので、カフェで時間を潰そうかとも思いましたが、ちょうどバスが来ました。
そのバスに乗っても、家まで10分は歩くのですが、坂を登らなくて済むのと、坂を下った向こう側は雨が降っていないこともあったので、私はバスに乗りました。
  しかし、私の希望的予想はハズレました。
バスに乗った時よりも大雨の中、晴雨兼用日傘をさして坂を下り始めた私は
『なんか涼しい、これだけ降れば地面も冷えるから、気温も下がるよね』と
何故かうれしい気持ちになりました。
でも視界がけぶるほどの豪雨で、びしょ濡れのジーンズは脚にまとわりつき、歩くたびスニーカーの中で靴下がぶしゃ、ぶしゃと雨水を吐き出して
『やっぱ、もう無理』と、私は途中のマンションの軒先に避難しました。
  10分ほど雨宿りをすると、雨は小降りになりました。
再び歩き始めると、雨はすぐに止んで
少し日が射し、進行方向の空に薄い虹がかかってすぐに消えました。
ほんの少しだけ涼しくなった道を歩きながら
『気象予報士さんは正しかった』と思いました。


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