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のらねこ日記いきもの編アザラシ

  学生のころ、デートで上野動物園に行き、ゴマフアザラシを見ました。
  そのアザラシさんは、水の中の岩と岩の間にすっぽりとはまるようにお腹を空に向けて寝そべっていました。目と鼻の穴をぴったりと閉じて、まるで直立不動の姿勢で沈んでいるので、いつ息継ぎするんだろう?と言う話になり、彼氏と2人、ずっと無言で観察してみました。
   結果、30分たっても全く変化なしだったので、あきらめてその場を立ち去りました。なんとなく気まずい青春の1ページでした。

  社会人になってから、動物の行動展示で有名な旭山動物園に行きました。
  アザラシ館は大人気で、目の前を泳ぐアザラシさんは、まるで魚雷のようだと思いました。
  一番人気の垂直の円柱水槽は、ギャラリーが多くてちょっと見づらかったのですが、アザラシさんたちは、何度か通過してくれました。
  実は私より前に、職場の同僚さんが、家族旅行で旭山動物園を訪れていたのですが、その時は、なかなか円柱水槽を通ってくれず、一家4人でずっと待っていました。
   そして20分位たった頃、円柱水槽の下から、プカプカと何かが浮かび上がりました。
それは、アザラシさんのウ○コでした…
  どっと疲れた同僚さん一家の背後では、大水槽の中をアザラシさんたちが嘲笑うかのように、優雅に泳いでいたそうです。

海坊主?


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