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のらねこ日記いきもの編昆虫

  子供のころ住んでいたアパートでのお話です。
  その頃は、笹やぶやススキの原っぱなどがたくさんあって、ある日、小学生だった私は、カマキリの卵を見つけて、それをプラスチック製の虫かごに入れ持って帰りました。そしてその虫かごを玄関のフックにぶら下げたまま、その存在を忘れてしまいました。
  ある日、母の悲鳴が響きました。
玄関の虫かごの中で、カマキリの卵が羽化して、大量の小さいカマキリさんたちが、虫かごの網目からボロボロと玄関の下駄箱の上に落ちていたのです。
  小さいカマキリさんたちは、ちゃんとカマキリの形をしていることに、私はとても感心しましたが、母は、虫かごを外に出し、ホウキで小さいカマキリさんたちを外にはきだし、私を叱り飛ばしました。
  この話を職場の同僚にしたところ、子供の頃、同じことをやっちゃったという人が他にもいたので、結構あるあるなんだな、と思いました。

   ある夜、アパートの1階に住んでいる
若い奥さんから、突然うちに電話がかかってきました。
「何か、すごく大きな虫がいて!助けてください!」
  まだ旦那さんが帰宅してなかったようで、うちの父が様子を見に行きました。
  古いアパートで、普段からムカデがよく出没するため、それを警戒して行った父でしたが、そこにいたのは、
体長10cm超の緑色のナナフシさんでした。
  ただ、照明の加減で後ろの襖に映ったその影は、2倍くらいの大きさに見えたのでした。
  父は、ナナフシさんをつまんで外にポイしただけですが、奥さんからとても感謝されたそうです。

先日、洗面所のタオルにカマキリがいました
何故?


  

  

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