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kitakaze
2024年1月14日 20:36
今年も、松林図屏風を見に東京国立博物館へいった。初めて長谷川等伯の絵を見たのは、20年くらい前の同美術館の国宝展で、予備校をさぼって行った。夏だったのでクーラーが効いていて、ひんやりとした室内だった。空調の音が微かに聞こえた。(国立美術館で空調の音なんて聞こえるのか、今考えると疑問だが)当時は、自分が絵の世界に入って、霧の中を彷徨っているような感覚になったのを覚えている。それは、二十年くらい生
2015年12月12日 13:30
ご飯を食べるよりも、睡眠をとるよりも、今は作品をつくらなければ・・・と思う時がかつてはあった。そこにいいものが出来るであろう可能性があれば、今、やらなければという気持ちでやっていた。多少無理をして、制作をする。たぶん、私はそういうタイプの人間だったんだろうと思う。でも、それをやり続けていると、どこかお返しがくる予感がしていた。それは大げさではなく命に関わるようなスケールのもので。命なんて深く考