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情報公開から繋がった住民監査請求

おはにちは!
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住民監査請求とは?

世の中ではコラボ問題で注目された住民監査請求ですが、これは長野市でも数年~10年程度の一度くらいしかない事なのです。
私も東京都のコラボ問題が表になるまで聞いたことはあってもどんなことか知らなかったので教えてもらえるいい機会でした。

住民監査請求の概要


・監査請求をすることができるのは、次のような財務会計上の行為があり、 
 市に財産的な損害を与えた、又は与えるおそれがある場合です。
(1) 違法又は不当な
ア 公金(市が管理する現金など)の支出
イ 財産(土地、建物、物品など)の取得、管理、処分
ウ 契約(購入、工事請負など)の締結、履行
エ 債務その他の義務の負担(借入れなど)
(2) 違法又は不当に
ア 公金の賦課、徴収を怠る事実
イ 財産の管理を怠る事実
(3) 上記(1)の行為が行われることが、相当の確実さをもって予測される場合

誰が監査請求をできるのか?

● 監査請求できるのは、長野市に住所を有する方(個人又は法人)です。
● 監査請求は、所定の書面(以下「請求書」といいます。)を作成し(Q4)、提出して行います。
● 請求書には、その事実を証明する書面(以下「事実証明書」といいます。)(Q5)を添付することが必要です。

https://www.city.nagano.nagano.jp/documents/358/749141_1.pdf

長野市役所公式HP引用

なにをすることなのか

行政など不正な税金を使ったり、契約をしていて損害を与えていることに対して、住民が自ら証拠を集め、提出して監査してもらうことです。
普通に考えて一市民が行政の不正を見抜いたり、損害を与えている事を見抜くなんて難しいからこそ、普段あまり活用されることがないのです。

手段としての住民監査請求

私は業務としてきちんと契約が守られていない、あるいはその行為を担当課が知っているにも関わらず契約を止めようともしない、来年度の入札も不正が続く可能性のまま入札しようとしている状態を止める手段として住民監査請求しかないと思いました。

守られない情報

住民監査請求をしたい旨を監査室に伝えました。
・住民監査請求をするにあたっての適用の範囲や内容
・証拠の証明について
などなど話して、現状担当課が対策を取らないので住民監査請求を行う予定だと伝えました。
その後、なぜか担当課に住民監査請求の内容が伝わっていました。
監査室から担当課に連絡したとすれば監査請求する私としては情報漏洩と変わらない認識で残念な出来事でした。

はっきりしない行政


先ほど引用した資料にもある通り、条例や法律、行政文書は解釈が難しいのです。
例えば
・行為、またはおそれがある場合
・違法・不当に
などありますが、おそれといえば可能性の問題なので一度やってたら二度やると思うのが一般的だと思うのですが、行政からしたらそうではない。
違法は法律違反、不当とはそこまで言えなくても適当ではないらしい。
と私が示した証拠ではまたやるかどうかのおそれまでは不明との事でした。

行政との駆け引き

ここで情報の駆け引きがあります。
私がまだまだ未熟で情報の開示を行政側にしすぎてしまったことにより、結果的に全体把握に繋がる線をつぶしてしまったのです。

今回の目的


1 不正した2月の公金の支払い停止
2 3月の業務停止、並びに公金の支払い停止
3 以前の業務内容の精査、不正の実態調査
4 来年度行われる委託業務の中止、あるいは内容の変更

行政による対応

監査請求が通る要件を満たしつつあったこともあり、行政側が予防的な措置を講じることになり、住民監査請求が通る前に目的の(1・2・4)のほとんどが達成することになりました。
2、3月は業務は続けるが、今まで契約で求めていた簡易な報告書ではなく、詳細な報告書が出てくるまで支払いを延期することとなりました。
また、来年度行われる予定の入札は参加資格など公開されていましたが、内容も含めて変更などの検討をする為に延期となりました。
結果としてよかった!と思うかもしれませんが、そんなことはないのです。
単なる先延ばしと過去の不正を暴きにくくすることなのです。

とりあえずな対応

詳細な報告書を2月下旬に委託業者に対して早急に出すよう促されていますが、3月初めに担当課が催促し、当日中にデータを出すと委託業者が回答するも3月中旬でも提出がないと回答されています。
ただ、これは担当課が満足する報告書でないなど、受理されず再提出なのかは不明です。
なお、この報告書を求めるにあたって、担当課は期日をあえて決めていなく、期日を決める予定もないとの事です。
ちなみに、私がこの案件に絡んで複数の情報開示請求をかけていますが、業務が多岐にわたるとの理由で担当課による提出期限が45日程度延長されています。
確かに多岐にわたるかもしれませんが、先延ばしとして思えないです。

一番の失敗点

実は住民監査請求を行う目的の中に過去の情報を精査してもらいたい目的もありました。数年に一度しかない住民監査請求を通ればメディアも注目し、必然的に過去の事や不正が明らかになると思っているからです。
決まったルートなので近くの防犯カメラや映像などを見れば実際の業務時間などは把握できるからです。
しかし、まさか監査室などと各行政が連絡を取って情報を漏洩するなんて思ってもみなかったのと、私の行動がある意味担当課に抑止力を働かせてしまい、住民監査請求するにあたっての要件を満たさなくなってしまったからです。
一市民が防犯カメラや映像を調べるなんて怪しすぎて誰も耳をかしてくれないでしょう。
今後はこの記事を見て頂いてる皆さん、メディアの方々に協力してもらいながら、過去の不正や見えていない部分での不正を暴くために、情報公開請求をかけ、いわゆる黒塗りの部分を開示して、業者に対して勤務実態や把握をするように促していくしかないのです。

最後のに一言

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
先日書いた記事と繋がった線ですが、これは更なる不正や実態把握に必要な情報を集める為の新たな点なのです。
読んで頂いた皆さんの力も必要ですのでぜひフォローして下さい。
よろしくお願いいたします。

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