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FXでのスキャルピングに対する私的な考え

為替相場におけるドル円が、約30年ぶりの1ドル150円の円安になった2022年10月末。

今回は、「スキャルピング(短期的取引手法)」に対する私的な考えについてお話をしていきたいと思います。

あくまで私的な考えですので、「私自身はこういう風に捉えている」と思って読んでもらえればと思います。

スキャルピングをやった時の振り返り

私がスキャルピングを初めてやったのは、FXを始めて間もない頃でした。その頃は社会人として勤務をしていたので、トレードが出来る時間は仕事から帰ってきた後の夜10時以降で、寝るまでの深夜1時くらいまでをトレードの時間にあてていました。

スキャルピングは数秒から数分で完結するトレードなので、数時間やっただけでも何十回、何百回といったトレード回数をすることになります。

それ故に、勝っては負けての繰り返しで、一旦スキャルピングを始めると、その日を勝ち越したいが為に、なかなかヤメ時が見つからず、気づいたら朝方になっていたという事もよくありました。

また、当時は確立した取引ルールなどほとんど無いままスキャルピングをやっており、その時の相場の動きで「上がりそう」「下がりそう」といった、感情主体で取引をしていたので、ある意味ギャンブルトレードだったと思います。

スキャルピングをやった感想としては、試行回数を稼ぐことができ、期待値を積み上げやすい一方で、スプレッドのひらきやスリップなどによる意図しない取引値での決済がおこなわれるリスクがある手法だと感じました。

私自身の結果としては、小銭程度は勝てていたものの、精神的疲労感が日々溜まっていくもので、自分には合わないと思いました。自分の自由な時間を優先したいという想いもあり、スキャルピングでの取引はそれ以降やっておらず、今でも封印しております。

スキャルピングで勝ち負けを分ける要素

私がスキャルピングをやってみて、スキャルピングでの取引をする上で勝ち負けを左右させると感じた要素を以下にまとめてみます。

勝ちに繋がる要素

・相場に張り付いていられる
⇒1日に何十回、何百回もの取引をする為、ある程度の時間がないと厳しい

・機械的な取引ができる
⇒超短時間での取引なので、取引ルールに従ってミスなく利確と損切をこなす

・冷静な判断が出来る
⇒スキャルピングは試行回数をこなし、勝ち負けを繰り返して数pipsを抜く手法なので、その時の勝ち負けで一切の感情を持たずに、冷静でいられるのが大事

負けに繋がる要素

・相場に張り付けない
⇒1日に数回しか取引ができないとなれば、安定した結果を残しにくい

・機械的な取引が出来ない
⇒取引ルールを破って、利確や損切が上手くこなせずに、いつの間にか塩漬けになったりしてしまう

・熱くなってしまう
⇒取引回数の多さから、勝ち負けで一喜一憂してしまい、勝ちが続いて調子に乗ってしまったり、負けが続いて取り返そうとしたりして、感情がヒートアップしてしまい、冷静な判断が出来なくなる

まとめ

総じて、スキャルピングに関して言える事は、ある程度の時間が確保でき、機械的になる事ができ、メンタルが強くないと利益を上げ続けるのは難しい取引手法と言えるでしょう。

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