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Vol.7 いつのまにか染みこんでる

佼成出版社 もうおばちゃん

長女が2歳ぐらいだったころのことです。
ふと見ると、布団の上に一人でおすわりして、絵本のページをめくっています。
そして、なにやら声を出しています。
まだ字は読めません。
こっそり聞いていると・・・

「いーまー、やったらー、おばあちゃん でてきました!」

えっ、なにそれ!?
しばらく考えて、気がつきました。もしかして、あれじゃない?
よく昔話の最初に出てくる・・・・・・。
「むかーしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがすんでいました」
いま(時間)、やったら(状況?)、おばあちゃんでてきました(主人公登場!)
手に持ってるのは昔話じゃなくて、アニメの絵本だけど、すっかり得意な顔をして「読み聞かせ」をやってるつもりなんです。
うふふ、かわいい。うっかり笑ったら長女の読み聞かせは止まってしまいましたが。
いつのまにか絵本のリズムが染みこんで、自然に出てきたのかな? 寝る前に絵本を読んだり、保育園でたくさん読んでもらったりしているからかなと思いました。
その後も、長女や次女とは、絵本に出てくる言葉が「合い言葉」のようになって、日常の中で出てきます。
「ねるとふとるね」と言えば、
「すまねえねます」と返ってきます(笑)。
(『さかさことばでうんどうかい』西村敏雄・作/福音館書店より)
絵本にもらった楽しい時間です。


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