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2000年に社会に出た私はスタートから負けていた

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超氷河期に2流大学を卒業した私が、潰れながら、途方にくれながら「社会って、仕事ってなに」をもそもそと模索していった過程をまとめています。自分に聞いた「仕事!」論。
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#バカな恋

7.恋は終わり、コピーライティングは続く

7.恋は終わり、コピーライティングは続く

私はすっかり社会に適合できた気分でした。制作のメンバーと夜作業をしながら喋るのは楽しくて、そこでどんな会話をしたか最寄駅から家に帰る道で彼に電話し、再現していました。当時、私の月給は笑っちゃうくらい15万円でした。ボーナスは驚くほど5万円でした。それでも、自分の書いた文字が世の中に出ることが嬉しかった。誰にも怒られず仕事ができていることが嬉しかった。制作の仲間たちが好きでした。
ある日「今日ボー

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