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2000年に社会に出た私はスタートから負けていた

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超氷河期に2流大学を卒業した私が、潰れながら、途方にくれながら「社会って、仕事ってなに」をもそもそと模索していった過程をまとめています。自分に聞いた「仕事!」論。
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#吉本ばなな

4.コピー500本ノックは失恋女を救う。

4.コピー500本ノックは失恋女を救う。

養成講座は、まず基礎クラスに3ヶ月通ったと記憶しています。コピーとは、広告とはなんぞやと教わる講義が主でした。課題が出されるのですが、書きやすく面白いお題ばかりで、採点も優しかったと思います。講師の方も、受講生の良いところを見つけ、よく褒めてくださいました。
さて、私がこの講座に通ったいちばんの動機は「コピーが書けるようになりたい」ではありません。「ナカダさんのことを考えてしまう頭のスペースを埋め

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16.吉本ばななさん。

16.吉本ばななさん。

なぜここで日本が誇る作家のお名前が出てくるのか。これは、私の転職や人生を語る上でちょっと重要なポイントだからです。私は、10代の頃から吉本ばななさんのファンで、小説はすべて何度も読み返し、不安な日は本を持ち歩き、イベントなどにはできる限り出向いて生ばななさんを拝んでいます。ばななさんは私の憧れであり、彼女の生きるものに優しい視線は私のコンパスなのです。そんなばななさんが、六本木ヒルズでトークショー

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