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怪奇系児童書の存続への活動

 怪奇系児童書の魅力を残したい、再現していきたいと思いつつ、出版社での企画は通らず・・・もうこの文化は終わりなのかとあきらめていましたが、今この時代であればSNSなどのネットを通じての活動で、何とかできるのではないかと思い、本格的に活動を開始したのが2018年でした。

 何とか出版までこぎつけた「令和怪奇画報 妖怪編Ⅰ」を皆さんにお届けできたのが令和元年という事もあり、昭和の焼き直しではない、新たな時代の怪奇系児童書を作るという意味も含め、令和怪奇画報という名を冠しました。

多くの皆さんにご支持いただき、何とか2冊を出版できましたが、ここで自費出版という形式に甘えず、商業出版でさえ困難なクォリティを保つために用意した僕の貯金も尽きました。

当初、僕が先陣を切って怪奇画報文化が現代でも十分に楽しめる娯楽として多くの人に認識していただき、さらに僕以外の方々にもこの文化での表現をしていただだけたらという、そんな事を目指していました。

僕の活動は皆さんの応援もあり、とてもありがたいと感謝し、この文化の継承は意味ある事だと実感もしましたが、ここで思うのは、僕以外の方々がこのような表現活動をすれば、僕が抱えている問題も共に味わう事になるだろうという事です。

一度途絶えてしまった文化の炎を再び燃やすのは、大変な事であり、本気でかからなければチープなものと認識されかねません。それには、時間も経費もかけねばならず、物理的な問題が数多く立ちはだかります。

そういった意味も含め、これは誰にも真似できないという自負もあり、僕自身の活動に対する誇りも感じましたが、後に続いてくれる方々が現れる可能性を潰してしまっているとも思います。

怪奇画報文化の再現継承を目指したのに、逆にこの文化にとどめを刺してしまう結果にならないよう、何とかこの活動を続けないといけないと考えています。

僕一人では到底続けられない活動です。ご同意していただける方がいらっしゃれば、是非ともお力添えをしていただきたいと思います。それには、この活動を広めていただき、1冊でも多く皆さんにご購入していただくしかありません。

一人で何かをする事、本を作るという事の大変さがやってみてよくわかりました。やめるのは簡単です。しかしながら、困難な事でもやる方が楽しいという意欲がまだ僕の中にあるのが救いですね。



令和怪奇画報は皆さんの怪奇児童書への想いを重視し、カバー付き上製本、フルカラーによるイラストを中心にした本を自費出版にて販売しています。これには大きな労力と経費がかかり、常に資金面で危うい活動です。活動継続のため、サポートしていただければとても助かります!宜しくお願い致します!