【27/365 「集まる」と「集める」】

私がイベントや場づくりの広報をしていく中で大切にしている感覚があります。それは、お客さんが勝手に「集まる」という感覚です。
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「集まる」の対義語として使われる「集める」と比べてみます。「集める」とは、木が鳥を追うイメージ、「集まる」とは、木に鳥がとまりに来るイメージとなります。
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例えば、LINEで知り合いに「このイベント、来て!」と誘うのは「集める」行為です。一方で、イベント内容の書かれたSNSの告知文を読んでもらい、コンセプトに共感してくださった方から参加申し込みがあった場合は、お客さんが「集まる」状態だと考えています。
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つまり、「来て!」というメッセージが強く、主催者主導型の告知方法が「集める」、イベントコンセプトを発信するだけで、参加の可否を相手に任せ、お客さん主導型の告知方法が「集まる」となります。

イベントの主催者側の心理としては、「たくさんの人に来てほしい」という想いが常にあるため、どうしても「集まる」よりも「集める」に傾倒しがちです。私もその一人です。
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ただ、お客さんの立場を考えると、無理に誘われるとストレスを感じる人もいるでしょう。
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就活をしていると、説明会やインターンの案内メールが山のように来ます。時には、電話で説明会の案内を受け取ることもあります。正直「また企業からのメールか・・・」とうんざりすることもあります。
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時々、せっかく企業さんが誘ってくれたから行ってみようかな・・・という気持ちにはなることもありますが、やはり「自分から行こう!」というモチベーションには敵いません。
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だから、モチベーションの高いお客さんがイベントに来てもらうには、イベントコンセプトに”共感”してもらい、お客さんが「集まる」状態を作る必要があると考えています。
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そのために必要だと考えているのは、相手に「伝わる文章」を作る技術です。
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どうしたら相手に伝わる文章が書けるか、さらに新たな行動を起こすきっかけとなる文章を書けるか、365日投稿の皆さんの反応を見ながら、常に模索し続けています。
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今後は365日投稿を続けること、
「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」を読んで、文章の質を高めることに注力しています。

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