【セルフヘルプ 1】 マイナスの気分を作るのは感情ではなく歪んだ考えという話
世の中には認知療法、あるいは認知行動療法と呼ばれるものがあります。
認知療法をシンプルに説明すると
認知療法=気分を持ち上げる簡単な方法を学ぶこと
という解釈でOKです。
世の中には「何も学んでいなくても、生まれつき自分の気分を持ち上げるのは得意だ」という人も存在しますが、大半の人は身につけていないでしょう。
この記事を書いている私も、そのような心の知能指数的(EQ)な能力は、普通の人よりも劣っていました(最初から出来るなら学ぼうとはしない)。
というわけで、気分を持ち上げる簡単な方法について書いていくことします。
※ この記事は、うつ病の治療とか病気の予防というよりも、もっと身体を鍛えて元気になっていく、というような気分で読んでいただけると幸いです。
認知の歪みの定義
以下の10のリストは、この記事を読んでる最中は覚えなくていいです。
むしろ読み飛ばしてください。
「こういうものがあるんだな」くらいの認識が良いでしょう。
1 全か無か思考 2 一般化のしすぎ 3 心のフィルター 4 マイナス化思考 5 結論の飛躍 A 心の読みすぎ B 先読みの誤り 6 拡大解釈と過小評価 7 感情的決めつけ 8 すべき思考 9 レッテル貼り10 個人化
出典
デビッド・D・バーンズ著 いやな気分よ、さようなら コンパクト版 35Pより引用
一度に認知の歪みの定義を覚えるのは非常に難しい
認知の歪みというのは、認知療法においては
・ 将棋やチェスでいうと駒の動かし方
・ カードゲームで言えばルール
・ MOBAで言えば最初のミニオンウェーブまでにレーンに出れるかどうか
くらい大事なことですが、単純に覚えるのが非常に難しく敷居が高いのです。
認知の歪みを暗記する=認知療法の8割を覚えたも同然
ということだけ、知っておけばいいでしょう。
気分や感情は事実ではありません
人間は誰でも、些細なことでイラッとしたり、朝起きるのを面倒くさく感じたりします(あまりにも反射的で、特に冬の朝は目が覚める前から起きるのが面倒くさい)。
こういったことは特別なことではありません、少しくらいイラッとしたからといって、気分が落ち込んだりするでしょうか?
例えば、オンラインゲームでは日常的に他のプレイヤーに怒りを覚えるものですが、「それが原因で病気になった」という話は聞いたことがありません。
丁寧な訳「最近GTFOというゲームをプレイしているのですが、自分が下手すぎるので、他のプレイヤーがまともにゲームできていません。先日ついに一緒にプレイしている友人から、ユダ(イスカリオテのユダ)と呼ばれるようになってしまった;;」
ユダに足を引っ張られている友人達も、怒ったり悲しんだりこそすれ、次の日に差し障ったり、自律神経がおかしくなったりはしないはずです。
感情それ自体は全く特殊なものではなく、むしろ歪んだ考え方がマイナスの気分を作ると考えるわけです。
出典
デビッド・D・バーンズ著 いやな気分よ、さようなら コンパクト版 44Pより引用
要点のおさらい
1 認知療法=気分を持ち上げる簡単な方法を学ぶこと
2 認知の歪みを暗記する=認知療法の8割を覚えたも同然
3 怒りなどを覚えることは特別ではない
4 マイナスな気分は歪んだ考えが引き起こしている
ちなみに認知療法の流れというのは
1 認知の歪みを覚える
2 自己評価を確立する
3 認知の歪みに対する様々な方法を試していく
と、なります。
私が最も好きなのは心の柔道と呼ばれる方法で、やり方は自分とレスバトルをするというものです。
柔道をしたことがないので詳しく知らないですが、柔道は哲学であるらしいです。
プーチン大統領が言ってました。
最後に具体的なやり方の記事を貼っておきます。
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