コスプレイヤーの大半は女性で、自殺者の大半は男性だが、男のメンヘラは酷い扱いを受ける
SNSが出来たばかりの頃の話、コスプレイヤーの写真を貼って、「実はこの人の中身が男」と言い張る人が多かった。
何故そんなことが起こるのか理由はハッキリしている。
コスプレイヤー界隈では
女性キャラクターの格好をしている=女装
男性キャラクターの格好をしている=男装
で、中の人の性別を問わない呼び方をする。
なので、コスプレイヤー同士の会話を外から見た一般人が、勘違いするという仕組みだった。
そういった場面を見るたびに「これだから素人は」と、知っている人たちは優越感を感じていた。
コスプレイヤーの大半は女性という大前提
何故、中の人の性別を問わない呼び方をするのか、コスプレイヤーの大半は女性だからである。
ああやって服装を変えてフレーバー的なものを楽しむという感覚、多くの男性は全く持ち合わせていない。
大昔から、狩りをするのは男、コスプレするのは女と決まっているのかもしれない。
実際、男性で服を作ったりメイクができるという人は少ない。
やったことがない人の語りは浅い
この世の中で最も見る価値がないと思うものは、ゲームの大会配信中のコメントだ。
勢いとか、盛り上がりとか、コメントを打つ楽しさは、とてもわかるし重要だと思う。
しかし、熱心にコメントを読んでいる人がいたら暇人すぎると思う。
ほとんどそのゲームやったことがない人が、お酒を飲みながら気持ちよくなるためにコメントしている様子が思い浮かぶからだ。
おっさんが島風ちゃんのコスプレをしているようなもので、見ていて気持ちの良いものではないからだ。
※ コスプレ会場では、男性の女装は禁止とされています。理由は見た目が不快だから。
思っているのと、実際にやるのは違うのか?
「俺はホモじゃないけど、ちんちん舐めたくなる時がある」
という文章を、この間ネットで見かけた。彼が男性ならば間違いなくノーマルではない。
同じ部屋に泊まるのは避けたい。
「俺は犯罪者じゃないけど、人を殴りたくなる時がある」
これはノーマル、誰でも思う。
つまり
ホモ=心の状態
犯罪者=身体の状態
なのだろう。
実際に自殺するのは男性なのに、男のメンヘラはぞんざいな扱われ方をする
自殺の8割は男性。
しかし男のメンヘラは、島風コスプレしたおっさんのように扱われてしまう。
先程のゲーム大会で言えば
出場している選手=メンヘラ男
酒飲みながらコメントで気持ちよくなってる人=メンヘラ女
なので、本物は男性なのではないか?
世の中、口だけの人より実際に行動する人のほうが偉い、という共通認識があるからだ。
難しいことができる人のほうが偉いという風潮
世の中には「本を読まない女のメンヘラツイートは浅い」という名言がある。
男女ともに言えるのですが、知的じゃないと色気がない。
単純にカッコよくない。
漫画やアニメのキャラクターは、喧嘩が強いのに知的という人物が多くてカッコよい。
一芸に秀でながらも、オシャレなセリフを言う。これが難しい。
よく考えると自殺するのは非常に簡単である
必要なのは、少しの準備と激しい勢いくらいなもので、何年も専門的な訓練を積んだ人じゃなくてもできる。
全然凄くないので、単純にカッコ悪いし偉くないと思ってしまう。
よく「時間さえあれば誰でもできることを自慢するなよ」みたいな浅いことを言う人がいるが、自殺は時間さえかからない。
誘惑を避ける知恵や忍耐力も必要ない、というわけだ。
「日本人は、くだらない理由ですぐに自殺する」と、他の国の人から思われていたのも納得だ(今も思われているのかは、わかりませんが、昔は確かに思われていました)。
難しい事=そこにシビれる!あこがれるゥ!
簡単な事=生産的なことなら褒められる
自殺は非生産的かつ、簡単。
これは娯楽と変わらないので、尊敬されない。
終わりに
・ コスプレイヤーの大半は女性
・ 自殺者の大半は男性
・ 男のメンヘラのほうが女のメンヘラより深い
・ 男性レイヤーの女装は見た目が悪い
・ 男のメンヘラも見た目が悪い
・ 自殺は非生産的かつ、簡単なので自殺しても尊敬されない
「祝福されし完成をとくと見よ」といった感じだ(世界的コスプレイヤーtakoさんは身長が176cmもある)。
抑うつリアリズムという言葉がある。
抑うつ状態の人のほうが、現実を正しく認識しているという現象のことだ。
やはり自殺は、実行するよりも語るほうが難しいのだと思う。
そういえば自殺した兄の遺書も、ずいぶん簡単なものだった。
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