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【コラム】クラフトビールペーパーを販売して1年。私たちの気持ちの変化🍺

こんにちは。
株式会社kitafukuです。

弊社の商品、クラフトビールペーパーを発売開始してもうすぐ1年となります。

クラフトビールペーパーは、クラフトビール醸造過程で廃棄となるモルト粕を混ぜたアップサイクル紙です。

くわしくはこちら👇

もうすぐ1年ということで、様々な視点からクラフトビールペーパーについてお話していこうと思います。

今回は、はじめての商品開発という観点で当時の想いを振り返り、実際に1年やってきて今の気持ちの変化はあるか?というテーマでお話したいと思います。

最初は漠然とした思いから

クラフトビールペーパーをつくったきっかけは、別のnoteでも書いていますが…簡単にお話すると、きっかけは漠然とした思いからでした。

会社の期が変わるタイミングで、来期はどんなことをやっていきたいかと話していく中で、「自社サービスや自社商品を作りたい」という意見が出ました。

私たち自身、普段の購買行動に変化があり、物やサービスを買うときは作り手や関わっている人のストーリーを知りたいし、大切にしたいと感じるようになりました。
また、これから新しく商品を作っていくなら、少しでも環境に配慮したものづくりをしたい気持ちがありました。

そこから、少し月日が経ち、前職の同僚が研究している再生紙事業の話が届き、ビール好きな私たちや周りの方々の意見や想いが重なり、「クラフトビールの紙を作りたい」というきっかけに至りました。

紙製造の様子

そこから今の想い

実際に製品が完成するまでは猛スピードで進み、最初にアイデアが生まれてから販売開始までは1年足らず。これは前述した同僚の知見があってこそだと思います。販売開始までの期間もあっというまでした。
発売前にはじめてリリースを出した段階で、ブルワリーさんから「いつ買えるの?」「見積もりがほしい」といったお声をいただき、嬉しくも慌ただしく販売を急ぎました。

実際に販売開始をしてからは、私たちが思っていた以上に多くの反響があり、とても感動したのを今でも覚えています。

最初の製造で使用したモルト粕

今の想いとしては、クラフトビールペーパーは私たちも大好きな商品であるのはもちろんのこと、同じくらいクラフトビールのことも大好きになった!という気持ちが大きいです。
元々、(季節限定のビールをいつも心待ちにするくらい)ビール好きではありました。
その中でもより「クラフトビール」が大好きになり、クラフトビールに関わる方々が大好きになりました。

販売開始後、多くのクラフトビールのブルワリーさんとお話する機会がありました。それぞれのブルワリーでのビールへのこだわり、ビールを楽しんでくれる方々への想い、ファンの方の話…色んな話を聞く中で、私たちも自然とファンになっていきました。そんなお店で使ってくれることはとても嬉しかったです…!!(紙にすることで、クラフトビールのファンの方の手にも届くというのもより嬉しさが重なっていきます)

実際に使ってくれた方がいるから次の生産が決まり、紙を使ってくれるブルワリーさんのモルト粕を再活用できることは、小さなサイクルが少し回ったような気がしました。

ブルワリーさんの課題に感じていること(モルト粕が大量に廃棄されること)、そしてその解決策を届けること(紙として生まれ変わりお店で使ってもらうこと)。シンプルですが、とても大事なことだと感じました。
私たちの想いももちろん大切ですが、想いだけではなく、実際に価値を感じてもらうことも重要だと強く感じます。そのためには私たちが価値を知って、届けなくてはいけません。
自己満足ではなく、だれかの課題を解決する、誰かに寄り添えるような商品をつくりたいと、より強く思うようになりました。

また、ブルワリーさん以外にも、自分が使うものにはストーリーのあるもの、想いのある商品を選びたいと思っている方々にもペーパーを使ってくださることも多いです。

商品開発をはじめた時に感じていた私たち自身の購買行動の変化と通ずるところがあり、クラフトビールペーパーのストーリーも、もっともっと大切にしようと思いました。

アップサイクルイベントも出展することに(22/06/24~26)

日常にも小さな変化が生まれました。

・クラフトビールを選ぶ楽しみが倍増。
ペーパーを使ってくれるお店にはなるべく足を運ぶようにしています。使ってくれるお店がどんなところか、どんな想いでやっているのかを知りたいですし、ペーパーはどんなお役に立てるのかも気づきがあります。
そうして通っていると、大好きなお店がたくさんできました。
・地域に根差したブルワリーが多く、私たちの住むまち(横浜)が好きになった。(地元・北海道や福岡をはじめ、それぞれの地域で思い浮かぶクラフトビールができた)
紙づくりから、私たちの日常もとても豊かになった気がしています。

NEWoMan YOKOHAMAのビアガーデンで活用いただいています。さっそく2回行きました。

気づきや変化としては目新しいものは少ないかもしれませんが、私たちがいざ「やってみて分かったこと」ばかりです。
経験から得た気づきは、今後どんなことをするにも共通して大切にしていきたいことばかりです。

開始当初に比べて改善した点もありますが、まだまだ課題はもりだくさん…。一つひとつ課題を解決しながら、よりより商品開発を進めていきます!

また別の視点でペーパーについて紹介していきたいと思います。
これからもクラフトビールペーパーをどうぞよろしくお願いします!

改めて、クラフトビールペーパーについてはこちら👇



いただいたサポートはクラフトビールペーパー・IoTデバイス開発の事業に活用させていただきます。