高校一年生へのチームビルディング研修
気がつけばこのnoteではコーチングセッションのことばかり投稿していたので、それ以外の活動も紹介してみますね。
先月(五月)は、おかげさまでたくさんの機会をいただきました。
その振り返りも含めて紹介します。
五月の研修講座は、高校一年生を対象にした「チームビルディング研修」から始まりました。
この春入学したばかりの高校1年生(124人)を対象にした、学校の体育館での4コマ(約3時間)の研修でした。
いろいろなアクティビティー(身体を使ったゲーム)をしながら体験を通してチーム作りを学ぶこの研修の目的は「自分を認め、相手も認め、失敗を恐れず前向きに取り組めるチーム作り」。
学年主任の「色々な特性を持った子がいるので、自分と違う相手も受け入れられる集団であり、全員にとって居心地の良い学年にしたい」という思いをふまえ、学年団の先生方に考えていただいた目的でした。
「何のためにこの研修を行なうのか?」が、先生方にもボクにも生徒にもきちんと共有された上で実施されたのが一番の成功の理由だったんじゃないかなと思っています。
最後のプログラムを124人の生徒たちの大歓声と拍手で終え、ボクはこう締めくくりました。
「最初から何度も伝えてきたように、今日のこの研修は『自分を認め、相手も認め、失敗を恐れず前向きに取り組めるチーム作り』を目指してやってきました。
そのためにどうすればいいのかというと、一言で言えば「自分を思いっきり満たす」です。
満たされれば自分に優しくできるし、自分を認めることもできて、前向きに取り組めるようになるからです。
そうやって満たされてあふれたものが、相手を認める優しさになります。
今日はクラスや学年の仲間たちといろいろなプログラムを楽しむことで、一人ひとりの心が満たされたんじゃないかなと思います。
研修はこれで終わりますが、これからもしっかり自分を満たすこと、そこからあふれたものが目の前の相手を認め、前向きに取り組むエネルギーになることを忘れずに毎日を過ごしてください。
この学年がそんなチームになっていくのを楽しみにしています、今日は本当にありがとうございました。」
そして最後の最後に全員で特大の拍手をし、ボクのかけ声でバッチリと締めて終わりました。
いろいろな特性の持った生徒たちの不安をできるだけ小さくするために、プログラムに入る前の確認事項や説明をシンプルかつ丁寧にすることを心がけました。
動きを伴うため、口頭だけでは伝わりにくいと思い、70枚近いスライドも使って進行しました(「分からない」というのはそれだけでストレスになるからです)
4コマを、オープニング・第一部〜第三部・エンディングという5つに分け、休憩中にはしっかりリフレッシュできるように、そしてスムーズに再開できるようなしかけをふんだんに取り入れました。
マイクを持ってステージ上で説明をするだけでなく、フロアにもどんどん降りて生徒たちに直接声をかけたり、ストップウォッチ片手に計測して回ったりと、24年間体育の先生をやっていたボクならではのライブ感も大切にしました。
ボクにとってはかなりハードな研修になるなぁと想定していましたが完全にそれ以上でした。
自宅に帰ってからの数時間は全く身動きが取れないくらい倒れ込んでましたが、充実感と安心感に包まれたとても心地のよい疲労感を味わうことができた五月最初の研修でした。
そんなボクとあなたをつなぐ今日のしつもん
「何を大切にしますか?」
きた@ 満ちればあふれる
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