Ｒ-60指定 続々 お茶づけ海苔殺人事件

神田川リバーサイドホテル　午後４時　私立探偵明智小次郎と刑事不二峰子は半額タイムの情事にふけっている

相変わらず早かね

峰子はウオーターベッドにあぐらをかいてタバコをふかした

１５秒　２０秒　２５秒　すぐうなだれんしゃるもんね

明智はいつものように屈辱に耐えている　峰子はそんな明智をとてもいじらしく感じる変な性癖がある　

先生、さっきのおさらいばしてみまっしょか

す、すまん　なんとか１分は保たせようと思っているんだが

いや、そっちじゃのうして、先生の推理のことですばい

天下の明智の推理がおかしいと君は弟子の分際で言うのかね

ばってん、すこしおかしかった気のするっちゃんね　先生も感じとろうが

なんのことだ

しらばっくれんでもよか　先生あん時、海苔がこぼれて胸に落ちたと言いましたでしょが

それが、何か

でも、あの海苔は巨乳看護婦が嘗めて、言わば唾液を糊にして巨乳に海苔を糊づけした糊海苔だったんですよね

いかにもそうだ、それが、何か

だから先生は間違えて

だからそれが何か問題があるのかと言っているんだつまり海苔を嘗めて糊海苔していようがこぼれ落ちたものだろうが海苔が巨乳上部に付着していたことは揺るぎのない事実であるわけでそれが犯人割り出し根拠であることをいささかも揺るがすものではないだろう💢

ですが先生のその犯人割り出しの根拠にはもう一つ巨乳であること、具体的に言えばなぜかＦカップ以上であること、というのがありましたよね　あの海苔が糊海苔であるということは貧乳でも、具体的に言えばＡカップ以下でも問題ありませんよね

つまり君はこのわたしが犯人をでっちあげたと言いがかりをつけたいのかね

ちがいます　先生の推理が当たったんは「たまたま」やと言いたいんどす　ここみたいに

峰子は明智小次郎の股間に手をのばした

まだ触るんじゃない💢　犯人は結果的に巨乳だったんだ　問題なしの怪傑黒頭巾だろ

そやろか　うちが気になるんはあんさんにもあの犯人であるところの巨乳看護婦と同じようにフロイトのいうところの「錯誤行為」が起こっていたということなんや　それは、ある意味、もう一つの事件と言っても過言ではないっちゃないかと思うんどすえ

「錯誤行為」？　じゃあ峰子刑事はこのぼくちゃんがあの巨乳看護婦に濡れ衣を着せようとしたっち言うわけ？　

そうや　あんさんの無意識には巨根コンプレックス、いや、失礼、巨乳コンプレックスが潜んどるんやないか、そいで、あんさんはそいつをやっつけたかったんだ、そう思うんやけど

ち、ちがうわい　ちがうわい　そんなのなんの証拠もないじゃん

だだこねんとこれを見や　

峰子は自分のおっぱいの谷間の永谷園海苔を明智の鼻先につきつけた

これは何や？ 柳生と・言・え・ば・・・

柳生と・言・え・ば・・・胸海苔・・・むねのり・・・むねのり・・・あ！

思い出したようね　小次郎

ああ、あいつだ、ぼくちゃんがね　幼稚園から帰ったときね、お母ちゃんとね　居間でね　抱き合ってチュチュしていた奴！ ママがね・・・むねのりさぁん、むねのりさぁん、て　えーん　ママ～

泣いていいのよ小次郎　やっと思い出したのね　かわいい坊や　大好きなママのおっぱいは

Ｆカップ以上

そして　巨乳看護婦のおっぱいは

Ｆカップ以上

さらに　不二峰子のおっぱいは

Ｆカップ以上

分かったか小次郎！　さあ、白状しろ　言へば楽になる　犯人は！

犯人は・・・

お前の

ぼくちゃんの　無意識の

無意識の何だ！

無意識のママに対する憎悪

そうだ、すなわちママへの倒錯的愛だ　しょげるな、小次郎、よくがんばった　ご褒美におまんにもう一つ見せたいものがある　それは、これだ！

え、なんです　その巻物は！

鳥獣戯画だ！

それがどうしたんでしゅか

お前の目はジョニーデップか　よーく見てみんしゃい

あ、こ、これは

秘巻鳥獣戯画四十八手ばい

峰子様、まさか、それは

あのエロ院長の診察室の隠し棚からくすねてきたとくさ

それは間接的証拠隠滅になる虞おそれがありまするぞ

せからしか　どいがよかね

・・・蛙

そいぎ、かまえんね　のりのりすっばい

はい　ママ　いや　峰子様　

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