婚活8 見落とした男

婚活を始めてから数回目で初のカップリング！

たった数回目でカップリングになれた！

なんだ楽勝じゃん w！

おっと…落ち着け

これはあくまでもカップリングになったって訳で、まだスタートしたばかり

これから彼女になってくれるのか、くれないかは今後の自分次第

大丈夫、俺、ちゃんと、わきまえてる w

あくまでも冷静に

でもさ、あのお尻がね、我が手中に入る訳ですよw…

どうしてもニヤける w

Mさんとの今後の事の妄想を膨らませつつ
下半身も膨らませながら、帰りは下道でのんびり帰る事に

帰宅したらこちらから連絡しようとしていたが、Mさんから着信

［何々？我慢出来なくて電話しちゃったパターンw？］

もう〜可愛い人だなぁと思いつつ、運転中だったが電話に出る

　［もしもし？Mです、電話しちゃった w］

　　［帰宅したら電話しようと思ってたw］

　　［今日はありがとうございました w］

［こちらこそwカップリングになれましたね w］

そんな会話を始めた矢先…

　　［私、子供居ますけど本当に大丈夫？］

　　［？！…◯#△？□★！$&@＃？！！！］

運転中から直ぐに路肩に車を寄せ、話を聞く

　　　　　　［え？！？！？］

心臓の鼓動が早くなるのが分かる

なぜなら相手に離婚歴があるのは構わないが、子供が居るとなると話は変わってくる

連れ子も含めて面倒みれる、可愛がれる、人間が出来た男も中には居るだろうが俺は違う

他人の子供を面倒みれるほど俺は人間出来てない

正直、相手の連れ子を自分の子として育てられるだろうか

自分の子が出来た時に、彼女の連れ子も平等に愛せるだろうか

…俺には…無理だ…

言葉を選びながら話し始める

［Mさん？えっと…お子さん居るって、プロフィールに書いて…あったっけ？？？］

［ちゃんと書きましたよ w見てなかったんですか？？］

［あ〜…そっか、ちゃんと見てなかったです］

この時のMさんはどんな心境だったんだろう
自分がプロフィールを見落としたばっかりに彼女に迷惑をかけてしまった

それから言葉が出てこない俺に気遣ってくれたのだろう

Mさん
［まぁでも折角知り合えたんだしさ、食事でもどう？］

俺
　　［あ、うん、そうだね…何食べたい？］

Mさん
　　　　　［焼肉食べたい］

俺
　　　　　［オッケーです］

そんな会話で電話を切り

そうか…シンママだったか…

初めてカップリングになれたんだけどな…

あ〜…プロフィールをよく見て無かった…

色々と考えながら下道を走る

折角のMさんの提案だから食事はするけど

次どんな顔して彼女に会えば良いものやら…