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人は常に変化しているがあまり気付かない。すこし間を空けてみるとあまりの変化に驚かされることもある。

遠くに住む旧友がやって来る。マラソン大会へ出場するためだ。
数年前にも一度来たのだがコロナの影響で中止が続いていたが
今年はこの様子だと開催されそうである。

私が数十年も前に離れたあの街に、彼はまだ住んでいる。
彼だけではない、当時の多くの友人が今もなおあの街に住んでいるようだ。

そもそも私が根無し草のようにふらふらと飛んで行ってしまっただけなのだ。

彼は毎月のようにあちらこちらのマラソン大会へ出場しているらしい。

夜更けまでギターをかき鳴らしている姿しか知らない私には、今の彼はもはや知らない人に等しい。

今回は休みを取って応援に出掛けようと思っている。
思い出の中にいる彼と、現在の彼との整合性をはかって同一人物だと確認する必要がある。

ないか。

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