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おかしみがないとさ(2/3)



雑記


今頃になってようやく「今年やりたいことリスト」を作成しています。

上はその一部で、ご覧の通り馬鹿みたいな目標がずらりと並んでます。

家系ラーメンを食べたいと思ったことも、天気図が読めなくて苦労したこともないんですが、なんかやっときたいんですよね。

ちなみに「LINEスタンプを作る」という目標もあって、それは進めてるので完成したらまた報告します♩



2/3(土)

11時からバイトだから仕方なく起きる。

考えてみると、今までの人生で「起きたくて起きた」試しなんて1度もなくて、全ての起床を仕方なく行っている。もしかしたら、寝ている状態の方が俺のあるべき姿なのかもしれないな。じゃあもっと寝させてくれ。


昨日寝る前にエアコンのONタイマーを設定したつもりが、なぜか部屋が全然寒い。一日の中で考えてみても、寒い中で服を着替えるってかなり嫌なタスクだと思う。
7時間かけて温めたパジャマを脱ぎ、外で冷やしておいたバイト着に身を包む。絶対に生き物として間違ったことをしている。この作業の時点で給料が発生してもいいと思う。


バイト先のラーメン屋へ向かう。

外は既に明るく、日光を浴びると朝の気だるさはだいぶ抜けていく。自己啓発は全く好きじゃないけど「日光を浴びよ!」というアドバイスだけは本当だと思う。太陽サンキュ〜


バイト先に到着する。昨日のメンツがかなり悪かった(※個人の感想)おかげで、今日のメンバーはかなり嬉しい。職場に話ができる人が居るという事実、ありがたすぎる。

パート歴8年ほどのマツノさん(仮名)は「忙しいんだか忙しくないんだか分からんな〜」が口癖である。最初のうちは「なんでそんなに同じこと何回も言うんだ」と思っていたけど、今月いっぱいでこれも聞けなくなると思うと少し寂しかった。ちなみに、今日は全然忙しかったのにそれでも言ってた。やっぱちょっとうるさいかも。


客足も落ち着いてきた15:00頃、出勤予定じゃなかったパートのオカザキさん(仮名)が私服でやってきた。 

どうやらお取り寄せしていたフルーツ大福が届いたらしく、わざわざそれを持ってきてくれた。(補足:先月の店舗売上が凄まじかったため、本部が店舗へ5万円をくれた。最近はその5万円でデザートパーティが開かれている。フルーツ大福もその一環。)

店長に「どれがいい?」と聞かれた時には既にいちご大福を狙っていたが、真っ先に手を伸ばすと大人気ないから少し悩むふりをしながらいちご大福をゲットした。更に「今月辞めるから」という理由でみかん大福も頂けた。甘党の男に優しすぎる職場、かなり助かる。



16:30。土曜らしい忙しさのまま退勤。

家に帰ってからはYouTubeを見たり雀魂をやったりエッセイを読んだりと大学2年生みたいな過ごし方をした。なんか懐かしかった。

適当に生きてたらやっぱりこの生活に流れ着くのか。用水路に溜まる空き缶やペットポトルの気持ちってこんな感じなんだろうな。



今日は岸本佐知子の『なんらかの事情』というエッセイを読んだ。
一流の翻訳家が一流の文才を持って子供じみた豊かな妄想をし続けるエッセイで、ずっと面白い。


エッセイの中で岸本さんは「ダースレイダーの日常はどんなのだろうか」とか考えても仕方のないことをずっと真剣に考えている。

これがおかしくて面白い。

だけど、どこかかっこいい。



俺はきっと「ユーモアを持つ人」をかっこいいと思ってしまう節がある。


ユーモアさえあれば全てどうにかなる、と本気で信じている。だからかっこいいと思ってしまうんだろう。


俺はお笑いが好きで、よくお笑いは「いじめを助長する」みたいな批判を受けるけど、俺にとってのお笑いは「全ての事象においての最後のセーフティネット」だ。

芸人が離婚や受験の失敗談、更には親との死別まで笑い話に変えていけるのはユーモアが全てのセーフティネットだからだし、実際俺もそれに何度も救われている。


だから俺もユーモアのある人間になりたい。これは常々思っている。「面白くなりたい」とは少し違う。物事を色んな角度で面白がりたい。どうにもならないことも面白がって、どうにかなった感じにしていきたい。

そんなことを常々思っていると、最近向井秀徳も似たようなことを言っていて嬉しくなった。「ギャグやジョークじゃなくてユーモア」。本当にその通りだと思う。

ユーモア、おかしみ。これを持った人間こそ、最高にクールな大人なんだと思う。俺はそれになりたい。





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