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弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第1話 吹奏楽部へ

今思い出すと・・娘が小学校6年生進級。
社畜だった私。娘が小学校5年生の時に働き方改革を勤務先が導入、それと同時にPTA役員デビュー、保護者会や類似する組織にどっぷりと浸かりながら慣れない仕事に邁進していくことに。

働き方改革前は、その日に帰宅できないことも多く、朝7時に職場へ行き、夜22時からミーティング・25時に帰宅なんていう日も多くあり、それが当然だと思っていた。
早く帰れる雰囲気などなかったし、早く帰ろうという発想そのものが無かった時代。残業代などいらないから仕事させてくれ!真面目にそう思っていたし、それが正義だと信じていた。

働き方改革を真面目に実践し、効率を上げながら実績を出すこと。これは職種によって課題は様々だと思うが、大変難しい事。いまだに道半ば。

学校関係の各役員に任命され、それらの会議が18時から19時にセッティングされる中、部下や後輩たちに「お先に!」と声をかけ会社を後にする。
学校の先生方も当然働き方改革にさらされており、会議とはいうものの立派な残業である。

世の中が混とんとした状況に新型コロナウイルスの蔓延初年度という状況が重なり、いよいよわけがわからなくなってくる中、小学校の卒業式・謝恩会など学年保護者代表としての職務をこなしていく。

そんな中、娘が中学校へ進学し、なんらかの部活動に所属するタイミングを迎えた。

入学しての4月〜5月は部活動体験期間らしい。5月の連休後に正式に入部届を出す仕組み。

職場に新入社員が入ってくると、決まって学生時代に打ち込んだことや部活動の成績などを聞いていた。
出身校がどこだとか、学業がどうだとかは全く興味がない。要は何に打ち込み、どういった成功体験を積んできたか、それが知りたいからだ。でも私自身、中高と部活動をほとんどやっていないし、サボりの筆頭だった。
だから一生懸命に部活動をしてきた人間が羨ましいし、心の底から尊敬する。

話は戻り、娘は部活動選択の局面を迎えた。どうやら卓球部と吹奏楽部で迷っているらしい。私は追っかけをするなら吹奏楽部が楽しそうという勝手なわがままで、吹奏楽部を娘に勧めた。
サックスをカッコよく吹いて、パパのギターと合わせて演奏しようぜ!
そんなことを言ったかどうか記憶が曖昧だけど、あの手この手で吹奏楽の魅力を語り、無事に吹奏楽部へ入部することになった。

しかしながら、テレビ番組で放送していた『吹奏楽の旅』のような華々しい雰囲気とは皆無の、万年、コンクール地区予選を敗退している吹奏楽部に入部してしまうことになってしまった・・・・。

働き方改革により、早帰りをするようになった私のパワーは暴発し、部活動保護者会の名の元、コンクール上位入賞を目指して突き進んでいくことになる・・。
ここから戦いが始まるのである。

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