ビジネスマナー=技術力

エンジニアとかプログラミング講師の仕事をしていて、ビジネスマナーって技術力のことだよな。と思うようになった。ITエンジニアの仕事をしているなら、プログラミングに興味を持ち、自ら学んでプログラミングのスキルを上げることがイコールビジネスマナーであるなと思う。

一般にビジネスマナーと聞いて思い浮かべるものは例えば以下のようなものがある。

  • 身だしなみ

  • 敬語の使い方

  • 話の聞き方

  • 文書の書き方

  • 報連相の仕方

  • 名刺交換

  • 電話対応

これらのスキルがいらない、とまではいかないにしても、エンジニアとして働くうえで大して重要ではないよな、と思うも項目も少なくない。
ビジネスマナーとは相手から良い印象を持たれるためのスキルである。
言い換えると、相手から一緒に働きたいと思われればマナーとしては成功であり、一緒に働きたくないと思われたら失敗である。
では、エンジニアとして働くうえでどんな人と一緒に働きたいかと言われると、私は技術力が高い人、または今後技術力の伸びしろが大きいと感じる人と働きたい。要は自分の成長につながる人か、教えがいのある人、お互いに刺激を与えあえる人と働きたい。なので、私にとってビジネスマナースキルが高い人とは、技術力が高い人、もしくは技術の伸びしろが大きいと感じさせてくれる人である。

一般的にビジネスマナーに分類されるようなスキルは、第一印象を良くするためには割と重要ではあると思う。だけど、長期的に一緒に働くとなると、第一印象よりも、定量的に成果を出せるかどうかの方が大事であると思う。
そうなると、専門スキルが高い、あるいは向上心が高くてポテンシャルを感じる人の方が一緒に働くうえで大事になる。

それから、私個人の意見としては、エンジニアを志望しているなら身だしなみや言葉遣いがきっちりしている人よりも、技術について興味を持っていて楽しそうに話してくれる人の方が第一印象も良い。なので、結局のところ専門スキル、学ぶ意欲が高い人の方が第一印象も良い。
これはIT業界に限った話ではないだろうと思う。
どんな業界であっても、その業界の専門スキルが高い人や、その分野に対しての好奇心が高い人が良い印象を持たれやすい。

もう一つ思うのは、技術力(というか専門スキル)の成長のスピードが早い人は素直かつ、謙虚である人が多いということ。逆に、成長が遅い人はプライドが高く、頑固である人が多い。
また、成長のスピードが早い人は分からないことを積極的に質問できる人であることが多いので、コミュニケーション能力もそれなりに高い人が多い。逆にコミュニケーション能力が低いと問題解決に時間がかかるので、成長のスピードも遅くなる。
言うまでもなく、素直で謙虚でコミュニケーション能力が高い人はそれだけで印象が良いので、ビジネスマナーとしてのスキルは高と思われる可能性が高い。
まとめると、ビジネスマナーの素養が高い人ほど一般に成長のスピードが早いことになる。ということは、技術力の高さを見ればビジネスマナーの素養が分かる、ということにつながる。

もちろん、全ての人間に当てはまるわけではないだろうと思う。
だけど私の中でそれなりに高い確率で「ビジネスマナー=技術力」が成り立つようになった。

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