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勉強することを遊びと表現できる分野は仕事にするのに向いている

突然、会社から「MacBook Proを貸し出すから自由に使っていいよ」と言われました。

私はiPadは持っているけど、PCは今までずっとWindowsを使っていて、MacBookはほぼほぼ使ったことがない。
最近はちょうどMacBookも使ってみたいなと思っていたところなので、正直少しテンションが上がりました。

MacBookを借りる時に「これで色々と遊んでみて」と言われました。
それに対して私は「はい、色々と遊んでみます」と答えました。

この文脈での「遊ぶ」にはいったいどんな意味が込められているでしょうか。

この会話の中での「遊ぶ」には、動画を見たり、ゲームをしたりといった、いわゆる娯楽に分類されるものは含まれていません。
この会話における「遊ぶ」とは、「プログラミングの開発環境を作って、色々と試行錯誤しながらやったことがないことを勉強する」という意味が込められています。

エンジニア以外の人からすると、それは完全に「勉強」に分類されることでしょう。
でも、エンジニア同士の会話だと、自然と「遊ぶ」と表現することがあります。

話しているときは何も考えず、無意識に話していましたが、この会話を振り返ってみると、やはり私は性格的にエンジニアに向いているんだなと思いました。

勉強と遊びは本質的には違いはありません。
好きな漫画を読んで、ストーリーを理解して登場人物の名前を覚えることとと、歴史の教科書を読んで、歴史の流れを理解して歴史上の人物の名前を覚えることは、やっていることは同じ。
結局、本人が楽しいと感じればそれは遊びだし、楽しいと思わなければ勉強になります。

エンジニアになりたい人、エンジニアを目指す人は、新しいことを勉強することを「遊ぶ」と表現できるかどうかが、向いているかどうかの判断基準になるかもしれません。

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客観的に見ると「勉強」や「練習」や「仕事」をしているようにしか見えないのに、本人にとっては「遊び」と表現できるものは、きっと仕事にするのに向いていることだと思う。

絵を描くことを、絵を描く練習ではなく、遊びと捉えている人は、絵を描く仕事に向いているし、色んな人としゃべることが好きな人は、人と話す仕事がきっと向いている。

学ぶことを遊ぶと表現できる何かにたくさんであった人ほど、きっと豊かな人生になるのだと思う。

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