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速読はあきらめた

大学生の時に書店でアルバイトをしだしてから、読書にはまりました。
それまではほとんどマンガしか読まず、たまに小説を読むくらいでしたが、
読書にはまってからは、マンガ、小説、自己啓発本、ビジネス書など、幅広くいろんな本を読むようになりました。
一度読書にはまってしまうと、読みたい本がどんどんあふれてでてくるので、読むペースが追い付かなくなります。

そこで、速読を身に付ければもっとたくさんの本が読めるようになるじゃん!と速読の練習を決意。
速読やフォトリーディングに関する本を5冊ぐらい購入して読みました。

それから数年が経ち、速読ができるようになったかというと、全然なっていません。。
速読の本によく書かれている、1冊を数分で読むような離れ業は、到底できません。
でも、速読ができないから困っているかというと、そんなに困ってもいません。

私なりの結論は、速読の本に書かれているような速く読む技術は無理に身に付けようとする必要はない、で落ち着きました。

なぜ速く読む技術を身に付けなくてもいいかというと、読書が習慣になると、自然と読むスピードが速くなると気づきました。
まず、読書を続けていると、文章を読むことに抵抗がなくなってきます。
そして、たくさんの本を読んでいると、語彙力が増えますし、読解力も上がってきます。
そのため、読みながら途中で単語を調べたりとか、もう一度読み返す、という作業が減ってきます。
また、たくさんの本を読んでくると、自然と知識も増えてきます。
勉強のために読んでいる本に関しては、知識が多くなると読み飛ばせる個所が増え、必要な箇所だけ重点的に読むようになります。
なので結果的に本を読むスピードが上がってきます。

もう一つ、速読を身に付けなくてもよいと思った理由は、読書自体が楽しいと思えるようになると、速く読む必要性をそこまで感じなくなるからです。
自分が楽しむための行動なら、楽しい時間は多い方が幸せなので、無理に読むスピードアップすることの必要はないなと思うようになりました。
楽しい本はむしろ時間をかけて内容を噛みしめながら読んだ方が楽しいです。

ただ、情報収集を目的とした読書では速く読みたい場合もあります。
速読のテクニックで効果があるものをあえて挙げるなら、

・速く読むことを意識する
・必要ない個所は読み飛ばしてもよいと割り切る
・漢字をメインで読んでひらがなを読み飛ばす
・文字を頭の中で音読しない(視読する)

の4つです。テクニックというより意識の問題ですが、これを意識するだけでもかなりスピードアップします。
特に、速く読むことの意識は重要です。
自分の中でタイムリミットを決めて、その時間内に読むことを意識するだけでも、普通に読んでいるよりもかなり速く読めます。
それ以上にスピードアップしたければ、あとは読書を続けることが大事だと思います。

読む速度が速かろうが遅かろうが、読書を続ける習慣を持っているかどうかが重要かもしれませんね。

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