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当たり前だったものをなくす勇気
今日は午前中から1つやらかしてしまいました。
といっても、誰かに迷惑をかけたり、問題になったわけではないですが。
個人的なミスで無駄に時間を使ってしまいました。
本日は捺印が必要な資料を作成する必要があったのですが、印鑑を家に忘れてきてしまいました。
私は普段、印鑑は通勤用のカバンの中に入れています。
しかし、この日は夜に予定があり、普段よりも荷物が多めに必要だったので、普段使用しているカバンではなく、少し大きめのカバンを使用しました。
その結果、印鑑を家に忘れて出社してしまいました。
幸いにもそこまで仕事が忙しいわけではなかったので、家まで取りに帰ることができたのですが、無駄に時間とガソリン代を浪費して少し悲しい気持ちになりました。
この件に関しては私が印鑑を忘れなければ済んだ話ではありますが、そもそも何でもかんでも捺印が必要という文化がなければ起きなかった事でもあります。
今は業種によってはリモートワークも一般的になってきていますが、それでも印鑑が必要だから出社が必要という残念なケースが多々あるようです。
私個人の仕事の時間が数時間無駄になったところで、世の中的には何の影響もありませんが、いわゆる「ハンコ文化」によって日本中で大勢の人が私と同じように時間を浪費してストレスを抱えてしまっているのだと想像すると、恐ろしくてぞっとしました。
国全体で考えると結構な問題なような気がします。
私がもしハンコ文化を世の中に浸透させた張本人だとしたら、きっと死にたい気持ちになって病んで何もできなくなるくらいには問題な気がします。
リモートワークの推奨によって押印の廃止や電子化も議論が進んでいるという話もありますが、早くそうなってほしいと心から思う出来事でした。
人間は現状を保とうとする習性があるので、新しいことに対しては少なからずストレスを抱えてしまうもの。
新しいルールや文化を作って世の中に浸透させることはすごく難しいことだと思うのですが、きっと既に広まっているルールや文化をなくすことも同じくらい難しいことなのでしょう。
リモートワークにも同じことが言えますが、イノベーションを進めるうえで重要なことは、新しいことにチャレンジする勇気と、今まで当たり前だったことをやめる勇気、この2つの勇気が大事なのでしょう。
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