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仕事は準備が9割

仕事力=準備力

よくあるビジネス書っぽいタイトル記事ですが、盛っているつもりはなく、割と本気でそう思っています。
仕事は作業をしている時が大事ではなく、作業を開始する前の準備が最も大事。仕事の成果は作業している中で決まるのではなく、作業が始まる前の準備段階でほぼ決まっている。

ここで言う準備が具体的に何を指すかは、仕事の内容によって変わります。

例えば、プレゼンの場合、「プレゼン資料の作成」「発表の練習」「本番環境でのリハーサル」などが準備にあたります。

仕事中に会議があるのなら、会議のアジェンダに目を通したり、事前に話す内容を考えてシミュレーションすることが準備。
会議で司会を務めるなら、どのような流れで会議を進めるのかを事前に考えておくことが準備。

車を運転する時間が長い仕事であれば、運転の技術を磨いたり、道を覚えたり、ナビを使えるようにして運転がスムーズに出来るように整えておくことが準備。

ショップ店員の仕事であれば、商品の知識を勉強してお客さんからのどんな問い合わせにも対応できるようにしておくことが準備。

スポーツ選手であれば、大会本番に向けて練習して、本番当日に最高のパフォーマンスになるようにコンディションを整える事が準備。

お笑い芸人であれば、漫才やコントのネタを考えて練習したり、トークのネタを用意していつでも話せるようにしておく事が準備。

エンジニアであれば、現場の開発で扱う技術を勉強して開発がスムーズに行えるようにしておくのが準備。

色々と例を挙げてみましたが、つまり実際の現場での作業をスムーズに進めるために事前にやっておいた方が良いものを「準備」と呼んでいます。作業開始直前に行うものに限らず、日々の練習や勉強も含めて作業をスムーズに進める要因となるものは全て「準備」と呼びます。

基本的にどんな職業でもどんな仕事内容でも、スムーズに作業を進めてある程度の成果を出そうと思うなら、その分しっかりと準備をしておく事が重要です。

例でも挙げた通りですが、準備にも色々な種類があります。

  • 練習

  • 勉強

  • 情報収集

  • シミュレーション

  • 資料の作成

  • 体調管理

  • etc…

準備として何をするべきかは職種や仕事内容によっても変わりますし、同じ仕事だとしても立場やその人のレベルによっても変わります。
大事なことは、TOPに合わせて最適な成果を出すために必要な準備が何になるかを自分の頭で考えて行動に移すことです。

社会人経験が長い人でも仕事が出来ないと評価される人はいます。
一方で社会人経験が浅い人でも仕事が出来ると評価される人もいます。
要因は色々あると思いますが、仕事が出来る人と出来ない人の最大の違いは、「どれだけ準備をしたか」の違いです。
仕事が出来ないと評される人は、準備をあまりしていないか、あるいはやるべき準備の内容を履き違えているか可能性が高い。
一方で仕事が出来ると評される人は、成果を出すために必要な準備が何であるかを自分で考えて行動に移せる人が多いです。

「仕事力=準備力」と言っても過言ではないです。

経験の捉え方

仕事が出来る人と出来ない人の差は「経験の有無」にあると捉えている人が一定数いるようです。
そのような人は仕事が出来る人は経験豊富な人と捉え、仕事が出来ない人はまだ経験が浅い人と捉えます。

しかし、仕事で成果を出すか出さないかにおいて、経験の有無はそれほど大きな差ではないと個人的には思っています。
もちろん経験が物を言う仕事もあるし、経験豊富な人の方が成果を出しやすい事実はあるでしょう。
しかし経験がなくても、しっかりと準備をして挑めばある程度の成果は出せますし、経験がある人でも、経験だけに頼って準備を怠る人はまともな成果は出せません。

また、経験を積めば勝手にスキルが上がっていくと思っている人もいるかもしれませんが、それも間違いです。
確かに経験を積むことでスキルは上がりますが、それはしっかりと準備をして取り組んだことに限ります。
まともに準備をせずに取り組んだ経験をどれだけ積んでも、それは大したスキルにはなりません。

経験豊富な人とは、どんなことにもしっかりと準備をして取り組み、その上で様々な失敗や成功を体験してきた人のことを言います。
単に長い年月何かに取り組んだ人が経験豊富な人とは限りません。

経験が大事であることは否定しませんが、何事も準備して取り組んだ上での経験が大事であることは念頭に置いておきましょう。

やる気=準備の質と量

やりたいことを声に出してアピールする人をやる気がある人と捉えている人も一定数いるような気がするのですが、それは違う気がする。
本当にやる気があるのであれば、いつでもやりたいことができるように日頃から準備しているのではないだろうか、と思います。

IT業界では、プログラムを書いて開発をしているエンジニアと、出来上がったプログラムをテストするエンジニア(テスターとかテストエンジニアとか呼ばれます)がいます。
テスターをしている人の中には、いずれはテストではなく開発をしたいとアピールする人が一定数います。
でも、その中で日頃からプログラミングの勉強をしている人は私の体感ではごく僅か。

日頃からプログラミングの勉強をしている事がアピールできれば、開発の仕事が与えられるチャンスはきっと増えます。
逆に日頃から何も勉強していないのだとしたら、いきなり開発の仕事を任されたとしても何も出来なくて成果を出せずに期待はずれだと思われて評価されないで終わってしまうでしょう。

仕事において自分がやりたい事があって、それを会社にアピールするのであれば、いつでもやりたい仕事が出来るように事前に準備するようにしよう。
準備を何もしていないのであれば、それはやる気がないのと同じです。

仕事で成果を出せるかどうかも、やりたい仕事が出来るかどうかも、やる気をアピールできるかどうかも、全ては「準備」次第。


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